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本当の貌
第2章 味くらべ
「キチンと片付いているのね。男の子
の一人暮らしだから、もっと散らか
っているかと思ってたわ」
あれからすぐ、中本さんはやって来た。
あのラブホに居たのだから、たいして
時間が掛からないのは当然だ。
あそこから俺の家までは、徒歩で
約15分程度の距離だ。
「狭い所ですいません。適当に座って
下さい。今お茶入れますので…、
あ、お酒の方がいいですか?」
俺の家は、1LDKのマンション。
会社が用意してくれている部屋なので、
かなり安く住めている。
中本さんは、部屋の奥にあるベッドに
腰を下ろした。
俺は冷蔵庫から、缶ビールを2本
取り出し、買っておいたスナック菓子
の袋を一つ手にした。
「やっぱ山崎君もこういうの見るのね」
中本さんの声に振り返ると、俺が
帰りに買った、あの雑誌を手にして
読んでいるところだった。
「まぁ、俺も男ですからね」
今更恥ずかしくもない。
それ以上の事をした関係なのだから。
ページをめくり、楽しそうに雑誌を
読むうちに、彼女の手が止まった。
それは俺が印を付けていた箇所だった。
『撮れたて裏DVD』のコーナー。
そこには、水沢幸恵によく似た女優
が出ている作品が紹介されている。
その時だった。
「….…んふっ」
俺は見逃さなかった。
今、中本さんは確かに笑った。
何故だ? 何か知っているのか?
その女優は、まさか本当に……⁉︎
「ねぇ、山崎君。お酒飲む前に……、
ヤらない?」
中本さんは、雑誌を閉じて立ち上がり、
ゆっくりと脱ぎ始めた。
彼女がストリップを始めた為、俺は
ビールと菓子を置き、自分も脱ぐ事
にした。
もう、彼女とセックスをするのに、
何の躊躇いも遠慮もしない。
やがて、下着姿になった中本さんは、
再びベッドに腰を下ろし、俺を挑発
するように大きく股を開いた。
俺は口元に嘲笑を浮かべながら言った。
「……やれやれ、南田助役だけじゃあ
足りませんか?」
「え…⁉︎」
中本さんの顔から余裕が消えた。
の一人暮らしだから、もっと散らか
っているかと思ってたわ」
あれからすぐ、中本さんはやって来た。
あのラブホに居たのだから、たいして
時間が掛からないのは当然だ。
あそこから俺の家までは、徒歩で
約15分程度の距離だ。
「狭い所ですいません。適当に座って
下さい。今お茶入れますので…、
あ、お酒の方がいいですか?」
俺の家は、1LDKのマンション。
会社が用意してくれている部屋なので、
かなり安く住めている。
中本さんは、部屋の奥にあるベッドに
腰を下ろした。
俺は冷蔵庫から、缶ビールを2本
取り出し、買っておいたスナック菓子
の袋を一つ手にした。
「やっぱ山崎君もこういうの見るのね」
中本さんの声に振り返ると、俺が
帰りに買った、あの雑誌を手にして
読んでいるところだった。
「まぁ、俺も男ですからね」
今更恥ずかしくもない。
それ以上の事をした関係なのだから。
ページをめくり、楽しそうに雑誌を
読むうちに、彼女の手が止まった。
それは俺が印を付けていた箇所だった。
『撮れたて裏DVD』のコーナー。
そこには、水沢幸恵によく似た女優
が出ている作品が紹介されている。
その時だった。
「….…んふっ」
俺は見逃さなかった。
今、中本さんは確かに笑った。
何故だ? 何か知っているのか?
その女優は、まさか本当に……⁉︎
「ねぇ、山崎君。お酒飲む前に……、
ヤらない?」
中本さんは、雑誌を閉じて立ち上がり、
ゆっくりと脱ぎ始めた。
彼女がストリップを始めた為、俺は
ビールと菓子を置き、自分も脱ぐ事
にした。
もう、彼女とセックスをするのに、
何の躊躇いも遠慮もしない。
やがて、下着姿になった中本さんは、
再びベッドに腰を下ろし、俺を挑発
するように大きく股を開いた。
俺は口元に嘲笑を浮かべながら言った。
「……やれやれ、南田助役だけじゃあ
足りませんか?」
「え…⁉︎」
中本さんの顔から余裕が消えた。