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本当の貌
第1章 肉体関係
焼肉屋を出ると、水沢さんだけ家の
方向が違う為、一人で帰って行った。
俺は中本さんと二人で歩いていた。
「あの、ありがとうございました。
奢ってもらっちゃって…」
「いいよ、気にしないで」
笑顔でそう答える中本さん。
だが、俺はさっきの事が気になり、
彼女の目を見られないでいた。
「さっきの話、水沢ちゃんが戻って
きたから止まっちゃてたけど……、
どうなの?」
不意に中本さんがそう言った。
勿論、さっきの話とは、
「あの話」の事である。
「え、あの…、それは…」
「うふふ…、確かに水沢ちゃんって
すっごいエロい身体してるもんね」
言いながら中本さんは、俺の隣に
体を寄せ、腕を組んできた。
スレンダーと思っていたが、
意外に胸があるらしく、
右腕に柔らかな感触がある。
「やっぱ、ヤりたいよね?」
「ま、まぁ…、俺も男ですから…」
否定したら、なんとなく水沢さんに
失礼な気がする。
とりあえず、当たり障りのない様な
言葉を選んで返答してみた。
「あたしが何とかしてあげようか?」
言葉を失った。
驚きに目を丸くして中本さんを見る。
だが、心の中で期待している自分が
いる……。
「断らないっていう事は、
何とかして欲しいのね?」
俺は、中本さんの目を見ながら、
無言で頷いた。
すると、彼女の目が急に変化した。
妖艶で、いやらしい目だ。
笑をこらえるように口元を歪め、
「山崎君さ、食後の運動しない?」
中本さんはそう言うと、
歩く足をとめた。
そこは、薄暗いネオンが瞬く
ラブホテルの前だった。
方向が違う為、一人で帰って行った。
俺は中本さんと二人で歩いていた。
「あの、ありがとうございました。
奢ってもらっちゃって…」
「いいよ、気にしないで」
笑顔でそう答える中本さん。
だが、俺はさっきの事が気になり、
彼女の目を見られないでいた。
「さっきの話、水沢ちゃんが戻って
きたから止まっちゃてたけど……、
どうなの?」
不意に中本さんがそう言った。
勿論、さっきの話とは、
「あの話」の事である。
「え、あの…、それは…」
「うふふ…、確かに水沢ちゃんって
すっごいエロい身体してるもんね」
言いながら中本さんは、俺の隣に
体を寄せ、腕を組んできた。
スレンダーと思っていたが、
意外に胸があるらしく、
右腕に柔らかな感触がある。
「やっぱ、ヤりたいよね?」
「ま、まぁ…、俺も男ですから…」
否定したら、なんとなく水沢さんに
失礼な気がする。
とりあえず、当たり障りのない様な
言葉を選んで返答してみた。
「あたしが何とかしてあげようか?」
言葉を失った。
驚きに目を丸くして中本さんを見る。
だが、心の中で期待している自分が
いる……。
「断らないっていう事は、
何とかして欲しいのね?」
俺は、中本さんの目を見ながら、
無言で頷いた。
すると、彼女の目が急に変化した。
妖艶で、いやらしい目だ。
笑をこらえるように口元を歪め、
「山崎君さ、食後の運動しない?」
中本さんはそう言うと、
歩く足をとめた。
そこは、薄暗いネオンが瞬く
ラブホテルの前だった。