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第2章 ハブの毒牙

「そうか、じゃあ明日からも調教されるんだな、約束してみろ『ミユキは奴隷として調教に励みます、早くお客様に喜ばれるように頑張ります』って言うんだ」
「そんな……」
顔を上げた美雪が見た先には冷酷なヤクザの姿があった。

「早く、言えよ。 脅しが本当になるのが嫌ならな、もし裏切ったら必ず捕まえて二度と帰れないようにしてやる。 ずっと監禁されて、客を取らされるだけだ。 ここには何人もそんな女がいるんだ、そいつらともいずれ会わせてやる。
それから、義理の娘も可愛いらしいな、ここにはそんなのも好きな客がいるぜ」
「やめて、そんなこと」
顔を歪ませて悲痛に訴える美雪の顎を上げ、羽生はその顔を覗きこむ。

「さっさと言えよメスブタ！ ひっぱたくぞ」