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You are a woman. 〜Nao〜
第1章 『日常』
尚に遠距離恋愛をしている恋人がいたのを知ったのは尚と仲良くなって暫く経った頃だった。
昴と美和と尚とで会社帰りに飲みに行った時だった。
「うぅ‥ふざけんなーー!私を置いて行ってるんだから毎日メールよこせーーー!!」
「どうした、こんなに酔って?」
俺は美和に訪ねた。
「尚の恋人がニューヨークに転勤になって暫く経つんだけどさあー最初の内はメールとか毎日だったけど半年経った頃からメールもこないみたい‥」
‥尚に恋人?
俺は唖然とした。
「もう決めた!別れる!他に見つけてやるーー!!」
そう言ったのを最後に酔い潰れた尚の頬に涙が流れていた。
‥泣かすぐらいなら尚と付き合うな。
尚の恋人の存在にイライラしながら尚を背中におぶり尚のマンションに行きベッドに寝かせ髪の毛を撫で惜しむように尚のマンションを後にした。