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You are a woman. 〜Nao〜
第1章 『日常』
尚に海外との遠距離とは云え恋人がいたことに俺はショックを受けていた。
「で、お前はどうしたいんだ?」
「どうしたいとは?」
「尚とだ」
「どうしたいもこうしたいも恋人いるのに俺が手を出せるわけないだろう」
「チャンスだろう」
確かに昴の言う通りだった。
俺が尚に惚れているのを知ってる昴は当たり前に言う。
「それに、海外にいる恋人よりも厄介な男達がウロウロしてんだからよ」
「そういう昴もな」
「‥だな。英介、一度尚の素面の時に恋人の話し聞いてみろや」
「ああ、そうしてみるか‥」
俺は尚に社内メッセージを送った。
『今夜、何処かで食べないか?』
直ぐに返信が入った。
『うん、了解だよ!』
俺は尚と2人でレストランへ向かった。