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恋セヨ乙女
第13章 修学旅行ナイショの恋
「…はは、ごめんなさい。変なこと言いました…。生徒といえ夜中に女の子と一緒に居たら彼女さん嫌ですよね」
慌てて涙を拭うと精一杯虚勢を張り何事もない風に装う。
「別に…そんなつまらない束縛する奴じゃない」
「でも先生の彼女が平気でも私の…友達はきっと嫌がる」
「………」
「だからやっぱり帰ります。今なら先生も見回りに出てるみたいだ…し」
ベッドから立ち上がるとグッと右手を捕まれた。
捕まれた右手で私の視線は縫い止められる。
「アイツとセックスした?」
……何?
右手からゆっくり腕を這い先生を見る。私を見上げる顔がどこかいつもの先生らしくないのは病的な色を放つ蛍光灯のせいだろうか。
「………」
言葉の代わりにふるふると首を振る。
「キスは?」
「……てないです…」
「ふうん、キスもセックスもしてない関係でキスマークなんてつけるのかな?」
「あれは…成り行きというか…」
「成り行きねぇ…あいつと付き合うの?」
グッと捕まれた腕に力が入る。
それは確実に私の知らない先生で。
「……………多分」
返事と同時に腕を引かれ、よろけて先生の膝に座らせられる。
「せ、先生…」
「真優」
「……!」
今、先生が私を呼んだ……耳元で囁くように。
それから先生の手が数度私の髪を撫でる。
愛しさと勘違いしそうなほど優しい先生の指先が首筋に触れる度、身体が震えた。
その手が後頭部で止まった。
ゆっくりと耳元から離れた先生と正面から目が合う。
それから引き寄せられたのか先生から近づいたのか…
形のいい唇が私にゆっくりと近づいて。
そして私は…
私の唇はそのまま先生に奪われた。
慌てて涙を拭うと精一杯虚勢を張り何事もない風に装う。
「別に…そんなつまらない束縛する奴じゃない」
「でも先生の彼女が平気でも私の…友達はきっと嫌がる」
「………」
「だからやっぱり帰ります。今なら先生も見回りに出てるみたいだ…し」
ベッドから立ち上がるとグッと右手を捕まれた。
捕まれた右手で私の視線は縫い止められる。
「アイツとセックスした?」
……何?
右手からゆっくり腕を這い先生を見る。私を見上げる顔がどこかいつもの先生らしくないのは病的な色を放つ蛍光灯のせいだろうか。
「………」
言葉の代わりにふるふると首を振る。
「キスは?」
「……てないです…」
「ふうん、キスもセックスもしてない関係でキスマークなんてつけるのかな?」
「あれは…成り行きというか…」
「成り行きねぇ…あいつと付き合うの?」
グッと捕まれた腕に力が入る。
それは確実に私の知らない先生で。
「……………多分」
返事と同時に腕を引かれ、よろけて先生の膝に座らせられる。
「せ、先生…」
「真優」
「……!」
今、先生が私を呼んだ……耳元で囁くように。
それから先生の手が数度私の髪を撫でる。
愛しさと勘違いしそうなほど優しい先生の指先が首筋に触れる度、身体が震えた。
その手が後頭部で止まった。
ゆっくりと耳元から離れた先生と正面から目が合う。
それから引き寄せられたのか先生から近づいたのか…
形のいい唇が私にゆっくりと近づいて。
そして私は…
私の唇はそのまま先生に奪われた。