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恋セヨ乙女
第13章 修学旅行ナイショの恋
「!!!」


抵抗する手を拘束され深く唇を覆われる。


「んっ……」



息ができなくて苦しくて。



「ヘタクソ、本当にキスしたことなかったんだ」


クスッと笑うと先生は私の顔を固定する。
それから唇をこじ開けるように先生の舌が入り込んできて、私の舌を絡め取った。


その瞬間、私の身体はビクンと跳ねる。
気持ちいい……


キスの知識くらい私にもある。
フレンチキスには憧れもあった。
けれどディープキスとなると抵抗を感じていたのに今、私は先生の舌に酔っている。


これまで味わったことのない口内をまさぐられる感覚は意識を薄く霞ませていった。



「……っ、んっ…」


無意識に先生の服を握りしめる。
気がつけば先生は私を抱きしめ何も言わずにキスを繰り返す。


身体から力が抜けていくのが分かった。
その度に先生の腕の力が強くなり、先生に支えられてされるがままキスを受ける。


しがみついた手にももう力は入らなくて、唇からの刺激に身体がピクンピクンと反応し始める。


甘くて気持ち良くて、…身体が疼く。
どこかが熱くてトロトロしていた。


「はあっ……」


やっと離された唇が新鮮な空気を大きく吸って体内に取り込んだ。



焦点の定まらない目で先生を見ると赤く妖しげに濡れた唇が僅かに弧を描き薄く開いた。



「キスだけでこんなになって…」


「………」


「実際男と付き合ったらこんなもんじゃ済まないよ」


「んっ……」


「男なんて所詮雄だ、特に高校生なんてヤることしか頭にない。すぐ鈴村さんに触れたがるだろうな…こんな風に」


先生の手が膨らみの弾力を確かめるように柔らかく触れる。
それだけで電気が走るような快感が身体の中を突き抜けた。








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