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恋セヨ乙女
第13章 修学旅行ナイショの恋
こめかみからキスが降りる。
頬を通り唇を吸われ顎、首筋、鎖骨とゆっくり下降しその軌道は胸へと続く。



「あっ…」


「キモチイイ?」


「やっ…!」


「こんなに敏感な身体アイツには勿体ないな…」


「………」


「キスマークつけられたの成り行きでってどういう事?キスはしてないけどこんな風に胸くらい触られたんじゃないのか?」


じわっと涙が込み上げた。


「…てない」


「本当に?」


「し…てません…」


先生の舌は乳房を上り乳輪の周りをくるくると舐めている。


もどかしくて切なくて…
さっきから焦がれるような苦しさが止まらない。


それが身体がなのか心がなのかは分からない。
分からないけど切なくて切なくて…


「先、生だって…キスマー…ク…」


「俺はしたよ」


先生の動きが止まった。


「あの日、鈴村さんを送った後…彼女とシタよ、セックス」


そして一気に乳首に吸い付く。


「―――――!!!」


焦らされた挙げ句にやってきた快感はさっきまでの比じゃない。


押し出される声を我慢するため先生の頭をぎゅっと抱え込むと応えるように先生も私を抱きしめて。


『シタよ…セックス』


今の言葉が頭の中で木霊する。
あの夜、先生はこんな風に彼女を抱いていた。
その事実を先生の言葉で突きつけられると激しい嫉妬が胸を掻きむしる。


「泣いてるの?」



涙に気づいた先生が私を見るから手で覆って顔を隠した。


「何で?」


「………」


「もしかして嫉妬?」


答えられない私の手を優しくどけて顔を覗き込まれる。
濡れた手のひらを温かい手が包み、ベッドに縫い付けられた。


「可愛い」


「んっ……」


ついばむように先生がキスをする。
可愛いなんてこんな時に言う先生の心理が分からない。


でもそんな疑問もあっという間に快楽に呑み込まれ、私はまた喘ぎ声を我慢してびくつくだけだ。


先生の手が腰を撫でながら更なる場所を目指す。
ルームパンツの中に忍び込み下着の上から割れ目に添って…


クチッ…


それは確かに聞こえた。


「すごい濡れてる…本当に初めて?」


「や、ダメっ!」


スルリとルームパンツを脱がされ濡れた下着を露にされた。


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