この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋セヨ乙女
第15章 動き出した関係
「サナちゃんち知ってるんですか?」


「さすがにいきなり行くのはまずいから連絡入れたときに場所も聞いた」


「そうなんだ」


……なんか気まずい。


「近いんですか?」


「学校から30分くらい?」


「…そうなんだ」


30分も密室だなんて。


「この学校はすごいよな、生徒が先生普通に名前で呼んじゃうんだもんな」


「そうですね。先生の通ってた学校は?」


「俺男子校だったし比較的厳しい学校だったから」


「へぇ…」


「だから余計あのノリはキツいんだよな」


意外。先生は結構順応してるのかと思ってた。


「意外、とか思っただろ?」


「はい…満更じゃないのかと」


「……俺も鈴村さんみたいな子があんな際どい話するなんて意外だったな」


仕返しだろうか。先生は棘を含ませた声で私に言った。
際どい話ってこの間のアレだよね…
聞かれてたのかと冷や汗が出た。


「あ、アレは何て言うか…」


「包茎で短小の彼氏は元気?」


その瞬間、思わずゴホゴホ噎せてしまう。


「大丈夫?」


先生は運転しながら背中をトントン叩いてくれる。チラリと向けられた視線と合って、たまらなく恥ずかしくなった。


「き、教師ともあろう人が何て事を!」


「…今更だな」


「………」


確かにね。
私は大人じゃないからこういう時何て返していいのか分からない。
“そうですよ”なんて軽くも言えないし“本当ですね”なんて重くもできない。


「鈴村さんも大人になったか」


「…どうでしょう。ってかセクハラ…」


「生徒の事を把握するのは教師の大切な仕事だけど?」


「もう…セクハラ教師って噂たっても知らないですよ」


「鈴村さんが言わない限り平気だな」


……それはどういう意味だろうか。
私にしか言わないような言い方で、また悶々させられそうな先生との時間はやっぱり体に悪い。



/422ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ