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恋セヨ乙女
第15章 動き出した関係
「ご、ごめん!どうしようサナちゃん」


あわあわする私にサナちゃんは余裕の笑み。


「大丈夫、そろそろ起きる頃だったから」


サナちゃんは手際よくおむつを換えて赤ちゃんを抱っこする。


「泣き止んだ!」


「母は強しですね」


小さな赤ちゃんの目は澄んだグレーのビー玉みたい。


「サナちゃん、赤ちゃんのお名前は?」


「ジョージっていうの。譲二」


「ハーフっぽい名前付けましたね」


「ハーフだからね~」


譲二くんはどこまでも澄んだ目で私と先生を見ている。


「“ハジメマシテ、ジョージデス”」


「息子で腹話術しないでください…」


「真優だっこする?」


「えっ!?」


こんな小さな赤ちゃんを抱っこ!!
…してみたいけど。してみたいけど怖い!


緊張した面持ちでサナちゃんを見ているとプッとサナちゃんが笑って言った。


「大丈夫、そんな緊張しなくても平気」


「は、はい!じゃあ私手を洗ってきます!」


洗面所を借りて丹念に手を洗い譲二くんを抱かせてもらう。
…生まれたばかりの赤ちゃんは温かくて軽くてそして重かった。


「真優、肩筋肉痛になるよ」


「力入っちゃうんです!」


「何か怖いな…貸してごらん」


「先生、手を洗わなきゃダメです!抱かせません!」


「ああ…」


そう言っていそいそ手を洗いに行く先生。
本当は抱っこしたかったのかな。


「ほら、お尻をこう…」


「先生!それは犬の抱き方ですよ。全く…“マユちゃん”じゃないんだから。ねー、」


「…マユちゃん?」


サナちゃんが不思議そうに尋ねた。

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