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恋セヨ乙女
第15章 動き出した関係
「大地…」


本屋さんに行ってたのだろうか。そこにいたのは書店の紙袋を脇に抱えた大地だった。


「本屋さん行ってたの?今帰り?」


「…今の車」


「あ…担任の先生に赤ちゃんが生まれたからお祝い渡しに行ってきたんだ」


「あの副担と?」


「うん…」



―――やましいことなんて何一つないのに後ろめたいのは大地が先生を気にしていたせいだろうか。



「車で?二人で?」


「もう一人いるはずだったの。でも熱出て来れなくなって…」


「………」


大地が黙り込む。
その場を取り繕うように私は家に上がるよう大地を誘った。


「よ、良かったら上がってがない?」


「ああ…」


けれども門を開けインターホンを鳴らすも家の反応はなくて。


「あれ、お母さんもお父さんも出掛けてるのかな」


バッグから鍵を取り出しドアを開ける。
後ろから大地の視線を痛いほど感じて緊張した。



二階の自室に大地を通して飲み物を持ってくるため背を向けると突然大地に引き寄せられ背中から抱き締められる。


「大地!?」


「…車の芳香剤の匂い」


大地は低く呟くと髪に鼻を埋めた。


「あいつの匂いが染み付いてる…」


「えっ…キャッ!」


そのままベッドに倒され大地は私の身体の至るところの匂いを嗅いで服を捲り上げる。
そして胸の谷間に顔を埋め「真優の匂いだ」と安心したようにポツリと言った。


「うん、私だよ」


「こっちも確かめさせて」


大地は私に何か言う間も与えずスカートからショーツを抜き取り足を大きく開かせる。


「何!?何してるの!?」


まだ明るい部屋の中で晒された下半身を閉じたくて暴れるも大地はそれを許さない。


「…………」


「大地!!」


無言でそこを見つめ手で触れて大地は何かを確認している。


「嫌だっ!やめて!!」


大地に見られてる、大地の手が私に触れているそう思うと恥ずかしくて恥ずかしくて……


「…真優、濡れてきたな」


「やめて!!」


「俺に見られて感じてる?」


「嫌だよ大地…」


涙がポロポロこぼれ落ちた。
今日の大地は意地悪だ。いつも大地は意地悪だけど今日の意地悪は暖かくない。怖い。


「…泣くなよ」


下半身を解放して大地が覆い被りキスをする。







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