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第15章 動き出した関係

「今日の大地怖い」


「怖い…？」


「大地じゃないみたいで怖い」


手の甲で顔を隠し涙を塞き止めるとフワリと大地が抱き締める。


「…ごめん」


「大地」


抱きしめてくれる大地にギュッと抱きつくと大地の唇が遠慮がちに頬に触れた。
それから唇、首筋、鎖骨と落ちて外したブラをずり上げ胸を這い回る。



徐々に私は脱がされ気がつけば最後のスカートに手を掛けられていて…


「大地」


「何」


夢中で胸を貪りながら半分で返事する大地にお願いする。


「大地も脱いで…」


「………」


「いつも私ばっかりで寂しいよ。私だって大地に気持ち良くなってほしい」


「お前触ってるだけで十分気持ちいいよ」


「だって…」


大地の足の間に足を立て、太ももで大地の中心に触れる。


「―――――っ！！！」


「男の子は出さなきゃ辛いんでしょ？」


「…真優が心配することじゃねーって」


「私も大地の肌に触れたい」


「！！！」


大地が抱きしめる力が強くなる。
それと同時に中心の硬度も。


「私にもさせて」


「…お前意味分かって言ってんの？」


「分かってる」


グッと大地が腕を立てベッドに私を囲う。


「私、どんな大地も好き…」


「真優…」


「た、例え大地にコンプレックスがあったとしても全然平気」


「…コンプレックス？」


「その、男の子は色々気にするんでしょ？お…大きさとか皮がどうのとか…」


「………」


「私、大地ならどんな大地でも…」


ゴチン！！！


その途端大地が私のおでこに頭突きした。


「痛ーーー！！！」


「フざけんな！だから俺が真優を抱かないって！？」


「…コンプレックスがあるから脱がないんだろうって」


「…誰が？」


「なっちゃんとゆら」


はあーっと大地が私の上に脱力する。


「おまえらどんな会話してんだよ、怖えー…」


「ち、違うの？」


「…言いたくもねーよ」


じゃあどうしてだろうって私の疑問は膨らむけど、今は大地の重さが心地よくてそんなのどうでも良くなった。