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恋セヨ乙女
第16章 真優と大地
翌朝、耳元に感じる寝息で目が覚めた。
ゆっくり視線を上げると目の前には大地の寝顔。
「………」
―――夕べ、私……
スヤスヤ眠る大地の寝顔は普段の印象より幼くて笑みが零れる。
うつぶせに寝返り大地の寝顔をじっと見る。
――――と、首元に違和感を感じ手で触れてみた。
「ネックレス?」
こんなのしてた覚えはない。
毛布を巻き付け起き上がってシェルフの上にある鏡を覗き込むと、そこには確かにネックレスが。
「気に入ったか?」
いつの間にか起きていた大地が寝起きの声で私を見ていた。
「大地…いつつけてくれたの?」
「夜おまえ寝てから。いつ起きるんじゃないかってドキドキした」
…夜、私が寝てからのそんな大地の姿を想像したら胸が温かくなった。
大地の元に戻って「ありがとう」とキスをすると大地が頬を染める。
「私もあるんだよ」
バッグにあるプレゼントを取りだし大地の元へ。
「開けてみて」
ベッドに入って手渡すと大地が包み紙を開ける。
「あ、これ前一緒に見てたやつじゃん」
―――それは前のデートで大地が気に入っていた腕時計。
「うん、大地が気に入ってたみたいだったから。…つけてあげる」
中身を取りだし大地の腕に時計をはめる。
シッカリした大地の腕に大きなメンズウオッチはしっくり馴染んだ。
「真優…サンキュ」
大地が私を押し倒す。
「ちょっと大地…朝だよ」
「別にいいだろ」
「おばさんたち帰ってくるんじゃないの?」
「それが帰ってこねーんだよ、太陽がなかなか帰りたがらないからいつも夜」
大地が身体に巻き付けていた毛布を剥がす。
「ダメだって!」
「何で?真優の身体綺麗なのに」
組み敷かれ大地の肉体が目に入る。
筋肉のついた腕、胸、引き締まったお腹…
「それは大地の方が…」
……綺麗だと思う。
「隠す必要なんて全くなかったじゃない…」
少し恨めしく思って聞いてみると言いにくそうに大地が答える。
「別に隠してたワケじゃねーよ。…ただ自信がなかったんだよ。…裸で抱き合って一線を越えないでいられる」
「大地とならいいって私はずっと思ってたよ」
「…真優との初めてはクリスマスイヴって決めてたんだよ」
ゆっくり視線を上げると目の前には大地の寝顔。
「………」
―――夕べ、私……
スヤスヤ眠る大地の寝顔は普段の印象より幼くて笑みが零れる。
うつぶせに寝返り大地の寝顔をじっと見る。
――――と、首元に違和感を感じ手で触れてみた。
「ネックレス?」
こんなのしてた覚えはない。
毛布を巻き付け起き上がってシェルフの上にある鏡を覗き込むと、そこには確かにネックレスが。
「気に入ったか?」
いつの間にか起きていた大地が寝起きの声で私を見ていた。
「大地…いつつけてくれたの?」
「夜おまえ寝てから。いつ起きるんじゃないかってドキドキした」
…夜、私が寝てからのそんな大地の姿を想像したら胸が温かくなった。
大地の元に戻って「ありがとう」とキスをすると大地が頬を染める。
「私もあるんだよ」
バッグにあるプレゼントを取りだし大地の元へ。
「開けてみて」
ベッドに入って手渡すと大地が包み紙を開ける。
「あ、これ前一緒に見てたやつじゃん」
―――それは前のデートで大地が気に入っていた腕時計。
「うん、大地が気に入ってたみたいだったから。…つけてあげる」
中身を取りだし大地の腕に時計をはめる。
シッカリした大地の腕に大きなメンズウオッチはしっくり馴染んだ。
「真優…サンキュ」
大地が私を押し倒す。
「ちょっと大地…朝だよ」
「別にいいだろ」
「おばさんたち帰ってくるんじゃないの?」
「それが帰ってこねーんだよ、太陽がなかなか帰りたがらないからいつも夜」
大地が身体に巻き付けていた毛布を剥がす。
「ダメだって!」
「何で?真優の身体綺麗なのに」
組み敷かれ大地の肉体が目に入る。
筋肉のついた腕、胸、引き締まったお腹…
「それは大地の方が…」
……綺麗だと思う。
「隠す必要なんて全くなかったじゃない…」
少し恨めしく思って聞いてみると言いにくそうに大地が答える。
「別に隠してたワケじゃねーよ。…ただ自信がなかったんだよ。…裸で抱き合って一線を越えないでいられる」
「大地とならいいって私はずっと思ってたよ」
「…真優との初めてはクリスマスイヴって決めてたんだよ」