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恋セヨ乙女
第16章 真優と大地
「あ…くすぐったい」


「………」


背中から腕に、脇に。
そしてスポンジは二つの膨らみへ。
円を描くようにスポンジが乳房を撫でる。


「…大事なトコロは手洗いだっけ?」


泡だらけの胸の先端を大地の指がキュッと摘まんだ。


「ん…!!」


指先で丁寧に転がして大地が「洗う」。
泡のぬめりでいつもより強い刺激が私をビクビクと跳ねさせた。


「真優、そんなに動いたら上手く洗えねーだろ」


「……意地悪!」


振り向いて恨めしく大地を見るとハハっと大地は笑って、その手は泡を纏いお腹へ、太ももへ、そして…


「ん、ヌルヌルしてる。これはよく洗わねーとだな」


シャワーを出し泡を流しながらそこを大地がこする。


「ん…ふんっ……」


いつの間にかシャワーは止まり、卑猥な音がバスルームに響いていた。


「…中、指入れて平気?」


「ん、平気……」


気がつけば脚を大きく開き、自ら大地の指を受け入れやすいように体勢を整えている。
けれどもその時の私はそんなことに気づく余裕もなくて。


「…真優」


「……?」


「鏡」


洗い場の全面鏡の曇りを大地が手のひらで拭う。
するとそこには淫らな私が大地にもたれ…


「!!!」


「真優の中真っ赤」


二本の指で中を開き大地が見せる。


「嫌…そんな所…」


嫌といいながら鏡から目が離せない。
充血した内部の上にはプックリと腫れたクリトリス。
―――ここを触られると私は……


鏡の中の指がヌプヌプと中に呑み込まれ、ゆっくりと動き出す。


「痛くない?」


「ん、痛くない」


むしろ好いなんて事は言えないけど…
大地の指の動きを全身で感じ少しずつ膨らむ快感に酔っていた。
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