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恋セヨ乙女
第17章 セックスレス
「…恭也、理穂と別れたのは私が原因?」
唐突すぎただろうか。
恭也は何を言ってるんだと眉を潜める。
「別に…」
「…じゃあ言い方を変えるわね、私の一言が原因?」
「…………」
恭也は黙り込んだ。
ギリギリギリギリ、何かが私の身を締め付ける。
今更こんな痛みを知るとは思わなかった。
世の中は弱肉強食だ。
強い者が勝ち、弱者は負ける。
親のレールから外れた時私は誓った。絶対に成功すると…
そのために他者を蹴落とすことも出し抜くこともいとわなかった私が……
「…図星?」
「別に」
「妬いたんでしょ」
「………」
「分かりやすい…」
クスクス笑うと恭也は嫌な顔をする。
「物事の検証もなしに他人の言葉を鵜呑みにするなんて恭也も愚かね」
「何が言いたい」
「……私はあなたが好きってことが言いたいわね」
言いたいことなんて他にない。
どうしてもほしかった恭也。
私は今でもあなたのことが……
「鞠華、俺……」
「いいの!答えはいいの…」
答えを聞いたら私たちは終わってしまうかもしれないから。
強気な私だけどその時が来るのは怖かった。
唐突すぎただろうか。
恭也は何を言ってるんだと眉を潜める。
「別に…」
「…じゃあ言い方を変えるわね、私の一言が原因?」
「…………」
恭也は黙り込んだ。
ギリギリギリギリ、何かが私の身を締め付ける。
今更こんな痛みを知るとは思わなかった。
世の中は弱肉強食だ。
強い者が勝ち、弱者は負ける。
親のレールから外れた時私は誓った。絶対に成功すると…
そのために他者を蹴落とすことも出し抜くこともいとわなかった私が……
「…図星?」
「別に」
「妬いたんでしょ」
「………」
「分かりやすい…」
クスクス笑うと恭也は嫌な顔をする。
「物事の検証もなしに他人の言葉を鵜呑みにするなんて恭也も愚かね」
「何が言いたい」
「……私はあなたが好きってことが言いたいわね」
言いたいことなんて他にない。
どうしてもほしかった恭也。
私は今でもあなたのことが……
「鞠華、俺……」
「いいの!答えはいいの…」
答えを聞いたら私たちは終わってしまうかもしれないから。
強気な私だけどその時が来るのは怖かった。