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恋セヨ乙女
第19章 新しい季節
――――夏休み、大地の家に泊まりに来た時のことだった。
その日は休みを貰っていた私の代わりに佐藤さんが入ってくれていて、報告を兼ねて佐藤さんが電話をくれた。
『生徒たちが真優ちゃんじゃなくて残念がってたよ』
「またまた~」
『本当だよ。真優ちゃんは優しいし分かりやすいんだってさ』
「アハハ、佐藤さん上手いんだから」
「嘘じゃないんだけどな。…ところで彼氏とはどう?」
「ハイお陰様で仲良く。今後ろでテレビ見てますよ…」
チラリと後ろを向くとテレビを見る大地がいる。
塾での出来事を報告してもらって少しだけ世間話をしてから電話を切った。
「大地、先お風呂入る?」
「………」
「大地?」
黙りな大地を覗き込むと明らかに不機嫌な大地が居た。
「どうしたの!?」
「…誰だよ今の」
嫉妬。
それに気づくのに時間はかからなかった。
「塾の先輩だよ」
「フーン、随分親しいんだな」
「親しいっていうか…一緒に仕事してたら普通じゃない?」
「つーか男友達いるなんて聞いてないんだけど」
大地は頑なに私に顔を見せない。
ああ、これは余程怒ってるんだななんてその時は構えていた。
「…ヤキモチですか」
「ちげーよバーカ、バーカバーカ!」
正座から床に両手をついて覗き込む私を大地が押し倒す。
「い、今のからその流れ!?」
「だって誘ってたろ?…胸の谷間見せて」
暑い夏、大地の家でラフなワンピース一枚の私。
「…わざとじゃない」
「おまえそんな格好で大学プラプラ行ったりしてねーだろうな」
「大丈夫、そういう時は下に一枚タンクトップ着てるから」
「…っザけんな。ダメ、絶対ダメ」
大地が胸元に吸い付いて痣を付ける。
「ああっ!もう…見えるとこはダメだって!」
「見えねー服着れば?」
その日は休みを貰っていた私の代わりに佐藤さんが入ってくれていて、報告を兼ねて佐藤さんが電話をくれた。
『生徒たちが真優ちゃんじゃなくて残念がってたよ』
「またまた~」
『本当だよ。真優ちゃんは優しいし分かりやすいんだってさ』
「アハハ、佐藤さん上手いんだから」
「嘘じゃないんだけどな。…ところで彼氏とはどう?」
「ハイお陰様で仲良く。今後ろでテレビ見てますよ…」
チラリと後ろを向くとテレビを見る大地がいる。
塾での出来事を報告してもらって少しだけ世間話をしてから電話を切った。
「大地、先お風呂入る?」
「………」
「大地?」
黙りな大地を覗き込むと明らかに不機嫌な大地が居た。
「どうしたの!?」
「…誰だよ今の」
嫉妬。
それに気づくのに時間はかからなかった。
「塾の先輩だよ」
「フーン、随分親しいんだな」
「親しいっていうか…一緒に仕事してたら普通じゃない?」
「つーか男友達いるなんて聞いてないんだけど」
大地は頑なに私に顔を見せない。
ああ、これは余程怒ってるんだななんてその時は構えていた。
「…ヤキモチですか」
「ちげーよバーカ、バーカバーカ!」
正座から床に両手をついて覗き込む私を大地が押し倒す。
「い、今のからその流れ!?」
「だって誘ってたろ?…胸の谷間見せて」
暑い夏、大地の家でラフなワンピース一枚の私。
「…わざとじゃない」
「おまえそんな格好で大学プラプラ行ったりしてねーだろうな」
「大丈夫、そういう時は下に一枚タンクトップ着てるから」
「…っザけんな。ダメ、絶対ダメ」
大地が胸元に吸い付いて痣を付ける。
「ああっ!もう…見えるとこはダメだって!」
「見えねー服着れば?」