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恋セヨ乙女
第19章 新しい季節
「沙映子?ああ…あれは女友達ってより男友達に近い。すげーサバサバしたヤツだから」


「ふーん」


「………」


「………」



「…やべー、超嬉しいかも」


大地が私の頭をギュッと抱えた。


「重い!苦しい!」


「真優のヤキモチすげー嬉しい」





――――――男の子って単純。
でも、その気持ちはよく分かる。
さっき佐藤さんに嫉妬した大地を思い出したら心と身体の体温が上がった。



「ねぇ大地」


「ん?」


「エッチしたいけど無理だよね?」


大地は頭から離れ驚いた顔で私を見る。



「真優からなんて珍しいな」


「だってすごくしたいんだもん」


私も少し酔っているのだろうか。
甘えて大地に抱きつくと、大地は困ったように少し考え私に聞いた。


「…声我慢できる?」


「頑張る」


「真優の可愛い声大友に聞かせたくねーから絶対我慢な」



ベランダの手すりに手をつかせ、ワンピースの脇から大地の手が入り込む。



「んっ!」


「シッ!」


大きな手のひらが私の口を押さえた。
シチュエーションのスリルと大地への愛しさでいつも以上に気持ちいい。


ベッド以外でするのは初めてだ。
大地の指が乳首を摘みコリコリ捏ねる。


「~~~!!」


「ハハっ、ビクビクし過ぎ」


口を押さえたまま大地が耳元で囁き舐める。
早急な私の身体はもうすでに燃えたぎり、片方しか自由が利かない大地の手をもどかしく思っている。


「ヤバい、これ興奮するな」


夏の暑い空気に綺麗な月…
ベランダで口を押さえられ胸をまさぐられている私…
現実と非現実の狭間に落ちた気持ちで大地の愛撫を受けていた。


大地の鼻が髪を掻き分け唇が首筋を吸い始める。



「………」


ピクピク震えて私は声を我慢した。
コリコリされてる乳首が好すぎるのにもどかしい。
本当はいつもみたいに舐めて欲しい。赤ちゃんみたいに夢中で胸を吸われたい。


「真優、どうしてほしい?」


「…おっぱい舐めて欲しい」


「……それは今は無理かな」



コリコリが先端を指の腹で擦る動きに変わる。


「ふうっ…」


「コラ、ダメだろ声出しちゃ」




大地の手が胸から離れ長いスカートをゆっくりとたくし上げる。




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