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恋セヨ乙女
第21章 浮気の境界線
あれはまだ大地と付き合う前のことだ。
それでも大地の気持ちを知りながら、私は先生に触れられた。


初めてのキスも初めての絶頂も…


そして鞠華さんはそんなこと何も知らずに…



これは私への罰なのだろうか。



何も知らないふりをして大地と付き合ってきた。



そんな卑怯な私への…







「…分かった」


「真優…」


大地がホッと息を吐く。


「今日の事は忘れる…その代わり大地に聞いてほしいことがある」


「………」



「大地、私…キスもペッティングも大地が初めてじゃなかった」


「………」


「大地と付き合う前の話だけど…」


懺悔はした者の心だけが軽くなるのかもしれない。
された者は相手の負荷を背負い受け止め生きなくてはならない。


だとしたら大地の黙秘は優しさだったのだろうか。
私は…



「……よ、」


「ごめんなさい…」


「っざけんなよ!!」


ガンと大地が私を壁に押し付けた。
ギュっと肩を捕まれて痛い。


大地の目の色はさっきと明らかに違っていて殴られると私は思った。


「…いつ」


「高校生の時」


「相手は」


「………」


「あの副担か」


「…!」


大地の口からその人が出るとは思わなかった。


「何度」


「………」


「何回したんだ」


「一度だけ…」


「最後までしたんだろ?」


「それは…大地が初めて。大地だって分かってるじゃない…」


「どんな風にした」


「………」

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