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恋セヨ乙女
第21章 浮気の境界線
リビングに移動した俺たちはローテーブルを挟んで座る。


「おまえ気を付けろよ沙映子は」


「何をだよ」



「…いや、それは自分で学べ」


「訳わかんねー…つーか沙映子はどうでもいい」



大事なのは真優だ。
…これから俺たちはどうなるんだろう。


「おまえは真優ちゃんとどうしたいの?」


「………」


「別れるのか?」


「それは…できない」


「じゃあ真優ちゃんの過去は忘れろ。それで謝れ」


「………」


「普通自分に不利なことわざわざ言わねーよな、それをあえて言った意味を考えろよ」


「………」


意味…
真優が俺に話した意味。


俺が沙映子と過ちを犯した。
俺だけを責められたはずなのに今さら古いことを持ち出した意味。


「………」


「お互い不幸中の幸い、最後までしてないなら余計流せ」



「………分かんねぇ」



頭を抱えた。
大友の言う意味がわからない。






――――どれくらいそうしていたのだろう。
気がついたら大友はいなかった。



それから俺は一人で考える。
日が暮れて夜になっても俺はぼんやりと考え続けた。


次の日も、またその次の日も。


さすがに三日目になると何か行動してみようと思い始める。
幸いこの日から実家に帰るつもりでいた。
…本当なら真優と一緒に。


真優に会ってきちんと話そう。
思い立ったら早いものでシャワーを浴び身支度を整え荷物をまとめた。








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