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第22章 新生活

「今日マユのお散歩行けませんでしたね」


「また明日行けばいいだろ」



当たり前みたいな「明日」はいつまで続くのだろう。



先生が「気になるヒト」とうまくいったら…
この当たり前は私のものではなくなるのだ。



他の誰かの……



先生の首にギュッと抱きつくと困ったように先生が上を向いた。



「…くっつきすぎ」


「先生気持ちいいんだもん」


「酔っぱらい？」


「うん…」




先生、今だけは少し甘えさせてください。



いつか終わる「明日」への覚悟を決めるため、


私が先生を好きだと自覚しないように……