この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋セヨ乙女
第22章 新生活
それから少し日が経ち、GW少し前の事だった。
「鈴村さん、ゴールデンウィークは予定あるの?」
日課であるマユの散歩途中、先生に聞かれた。
「ないです。だから実家に帰ろうと思います」
「それは何か用事があって?」
「いえ…特に」
「そう…じゃあ一日どこか行く?」
「……」
びっくりして言葉が出ない。
「嫌ならいいけど」
「い、行きます!行きたい!」
―――デートだ!
おこがましくも私は思う。
「…よし、」
喜んだ私を見て先生は満足そうに頷いた。
「この一ヶ月頑張ったご褒美ってことで…どこ行きたい?」
どこに行きたいか。
そう聞かれれば私には即、答えられる場所があった。
「ネズミーランド!!」
「………」
先生のテンションが下がった。
「ゴールデンウィークのネズミーなんて人ばっかだけど」
「知ってます」
「アトラクション一つ乗るのに何時間も待つんだぞ?」
「はい」
「俺は温泉とかそんな感じで聞いたんだけどな…」
先生がポリポリと頭を掻く。
「鈴村さん、ゴールデンウィークは予定あるの?」
日課であるマユの散歩途中、先生に聞かれた。
「ないです。だから実家に帰ろうと思います」
「それは何か用事があって?」
「いえ…特に」
「そう…じゃあ一日どこか行く?」
「……」
びっくりして言葉が出ない。
「嫌ならいいけど」
「い、行きます!行きたい!」
―――デートだ!
おこがましくも私は思う。
「…よし、」
喜んだ私を見て先生は満足そうに頷いた。
「この一ヶ月頑張ったご褒美ってことで…どこ行きたい?」
どこに行きたいか。
そう聞かれれば私には即、答えられる場所があった。
「ネズミーランド!!」
「………」
先生のテンションが下がった。
「ゴールデンウィークのネズミーなんて人ばっかだけど」
「知ってます」
「アトラクション一つ乗るのに何時間も待つんだぞ?」
「はい」
「俺は温泉とかそんな感じで聞いたんだけどな…」
先生がポリポリと頭を掻く。