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恋セヨ乙女
第23章 家庭訪問
「家、そこだよな」
「はい、ありがとうございます。…よかったら上がっていきません?」
「いや…いいよ」
送ってもったお礼にと誘ってみたけど断られてしまった。
「遠慮なさらずに、お茶くらい…」
「いや、本当に」
「だって送るだけ送らせて帰すなんて」
「それは俺が好きでしたことだから。それにしても…意外と律儀なんだな」
「…私を何だと?」
冗談を言って笑っているとコンコンと窓がノックされる。
パッと外を見てみると…
「お母さん!」
先生がウィンドーを下ろしてくれ、久しぶりにお母さんと対面する。
「おかえり真優」
「ただいま。買い物帰り?」
「そう、夕飯真優の好きなハンバーグ作ろうと思って」
マイバッグを私に見せお母さんはニコニコ笑った。
「えっと…そちらは?」
お母さんは先生を見て明らかに期待混じりな視線を私に向ける。
「高校の時の吉野先生、覚えてる?」
「ああ、あのイケメンの!…でもどうして?」
「あのね、アパートの大家さんが先生の家なの。で、今職場の先輩でもあるんだよ」
「凄い偶然ねぇ」
驚くお母さんに先生は軽く挨拶する。
「じゃあ鈴村さん、楽しい連休を」
「先生上がって行きませんか?」
お母さんは私と同じことを先生に言った。
「いや…」
「えっ、いいじゃないですか。職場での真優の話も聞かせてほしいですし」
「……ね、」
私とお母さん、二人で先生を見つめるとさすがに観念したのか「では少しだけ」と了承してくれる。
「あ、車はそこに入れてください」
「はい」
「先生はコーヒーとお茶どっちがいいかしら」
「どちらでも大丈夫です」
お母さんはハイテンションで家の鍵を開ける。
ほんの一月と少ししか経ってないのになんだか妙に懐かしく感じた。
「お父さんは?」
「釣りに行ってるわよ」
「またー?」
リビングのドアを開けいつも座っていたソファに座る。
「やっぱり家はいいよー。落ち着く」
「俺が居なかったら即ゴロゴロし始めたんだろ?」
隣に腰を下ろした先生が意地悪に言った。
「そんなこと…ないです、多分」
「はい、ありがとうございます。…よかったら上がっていきません?」
「いや…いいよ」
送ってもったお礼にと誘ってみたけど断られてしまった。
「遠慮なさらずに、お茶くらい…」
「いや、本当に」
「だって送るだけ送らせて帰すなんて」
「それは俺が好きでしたことだから。それにしても…意外と律儀なんだな」
「…私を何だと?」
冗談を言って笑っているとコンコンと窓がノックされる。
パッと外を見てみると…
「お母さん!」
先生がウィンドーを下ろしてくれ、久しぶりにお母さんと対面する。
「おかえり真優」
「ただいま。買い物帰り?」
「そう、夕飯真優の好きなハンバーグ作ろうと思って」
マイバッグを私に見せお母さんはニコニコ笑った。
「えっと…そちらは?」
お母さんは先生を見て明らかに期待混じりな視線を私に向ける。
「高校の時の吉野先生、覚えてる?」
「ああ、あのイケメンの!…でもどうして?」
「あのね、アパートの大家さんが先生の家なの。で、今職場の先輩でもあるんだよ」
「凄い偶然ねぇ」
驚くお母さんに先生は軽く挨拶する。
「じゃあ鈴村さん、楽しい連休を」
「先生上がって行きませんか?」
お母さんは私と同じことを先生に言った。
「いや…」
「えっ、いいじゃないですか。職場での真優の話も聞かせてほしいですし」
「……ね、」
私とお母さん、二人で先生を見つめるとさすがに観念したのか「では少しだけ」と了承してくれる。
「あ、車はそこに入れてください」
「はい」
「先生はコーヒーとお茶どっちがいいかしら」
「どちらでも大丈夫です」
お母さんはハイテンションで家の鍵を開ける。
ほんの一月と少ししか経ってないのになんだか妙に懐かしく感じた。
「お父さんは?」
「釣りに行ってるわよ」
「またー?」
リビングのドアを開けいつも座っていたソファに座る。
「やっぱり家はいいよー。落ち着く」
「俺が居なかったら即ゴロゴロし始めたんだろ?」
隣に腰を下ろした先生が意地悪に言った。
「そんなこと…ないです、多分」