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恋セヨ乙女
第23章 家庭訪問
裸を誉められ恥ずかしいけど嬉しかった。


「この身体…アイツが触ったんだな」


指が身体の輪郭を辿る。
その度に震え甘い息が零れ落ちた。


「初めてはいつしたの?」


ゆるゆると肌を這う指を止めず、表情もなく先生は尋ねる。


「………」


「言えない?」


「高2の冬…」


「ふうん…」


触れられれば触れられるほど敏感になる気がした。
言われた訳じゃないけれど、素直に言うことを聞いていればその先に進めるんじゃないかって…


あの頃の私じゃない、女の私が目を醒ます。


「…で、鈴村さんは何を期待してるの?」


この期に及んでなんて意地悪な質問だろう。


「そんなに涙溜めて…一体何してほしい?」


耳元で低く囁かれ、たったそれだけで久しぶりの私は軽く…


「―――――っ!!」


ビクビクと身体が跳ね脱力感が広がった。


「…今もしかしてイった?」


「………」


「凄いな、耳だけでイカれたのなんて初めてだ」


妖艶な笑みを浮かべた先生は私の頬を撫でた。


「先生…お願い」


「ん?何のお願い?」


「…意地悪しないで」


太ももを擦り合わせ物欲しさを我慢する。


「抱いて欲しいの?俺に」


私は頷きギュッと目を閉じる。
恥ずかしくて、でもその恥ずかしささえ気持ち良くてどうにかなりそうだった。


期待したのもつかの間、私の上から重みが消える。
そしてシャツのボタンが再び閉められ…


呆気に取られる私に先生は意地悪に笑う。



「抱いてほしいならもっと俺の事好きになりな」


「………」


「もっともっと…俺に魂渡してもいいってくらい」


先生の指が唇をなぞる。
触れられる全てが気持ち良くて切なくなった。


「………私、先生の事好きです」


「うん、知ってる。でもまだまだ…」




足りない…


先生はそう言った。



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