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恋セヨ乙女
第23章 家庭訪問
「驚きすぎ」


からかわれてばかりで癪だなって思った。
でもそれが嫌なわけじゃなくて。



こんな風に先生の側に居れる日常がずっと続けばいいのにと思っていた



お皿洗いは先生と二人でした。
それから一緒にテレビを見ていて……


目を開けると見慣れない天井と私のものじゃないベッド。


「あれ…」


「起きた」


身を起こせばフローリングに先生がマユを抱いて座っていた。


さっきいたリビングじゃないここは…先生の部屋なのだろうか。




「私寝ちゃいました!?」


「グッスリと」


「先生が運んでくれたんですか?」


「まあ…」


「重くなかったですかね!?」


「それは知ってるから大丈夫」


歓送迎会の夜が蘇り一気に申し訳ない気分になる。


「重ね重ねすみません…」


先生の口数が少なくて、怒っているんじゃないかと心配になった。


「マユも一緒だったんだね」


「とてもじゃないけと二人きりだと危険だから」


「へっ?」


「…こっちの話」


先生は少し気まずそうにマユを撫でる。
そんな先生は初めてかもしれない。


マユが眠そうにあくびをしてカシカシと耳の後を掻いていた。
時計を見るともう日付が変わる時間。
…犬だって眠いのだろう。


「…マユちゃん一緒に寝る?」


「ダメ」


「何で!?」


「……マユは俺の娘だから」


先生は私とは目も合わせずにマユを離そうとしない。


「えっと…怒ってますか?」


「怒ってない」


「マユと寝ていいですか?」


「ダメ」


「……じゃあ先生一緒に寝ますか?」


「………」


先生が赤くなった。


「照れてます?」


「照れてない」



即答。
いつもみたいに「さあ?」って先生がはぐらかさないなんて。



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