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恋セヨ乙女
第24章 臨海合宿
期末や学期末の仕事、会議、研修…
この一ヶ月は何かと慌ただしくて。


休日も先生の友達の結婚式が続いていたり、私はお母さんに新大久保のコリアンタウンに連れていってもらったり韓流ドラマのDVDを一緒に見たりと二人きりで過ごすこともなく…


今日に至るわけなのですが。


「ねーねー真優先生ビキニ?」


後ろの席の子が身を乗り出して無邪気に尋ねる。


「上にちゃんと着ますから」


「脱いだらビキニ?」


「秘密です」


そうだともそうじゃないとも言ってないのに彼は目を輝かせ後ろを向いて大声で叫ぶ。


「真優先生ビキニだってさーー!!」


「うおーーー!!!」


ヤダこのノリ…
………帰りたい。


チラリと見た先生は全くの無反応で。
もしかして知らないうちに怒らせちゃった!?なんて心配になった。


生徒たちのちょっかいを交わしたり黙りな先生に不安になってみたりしてるうちにもバスは海沿いの宿舎に到着した。


―――海風が気持ちいい。
この潮の重み、海に来たー!って感じがする。


「真優先生、お荷物を持ちましょう」


「あ、…大丈夫デス」


いつ焼いたのだろうか。中村先生はよく焼けた肌にこれ見よがしのピッタリ黒タンクでちょっぴり引いてしまう。


「ははっ、照れ屋さんだな」


「いえいえ~、自分の事は自分でね」


「時には素直になった方いいですよ」


芝居じみた笑顔で笑い私の荷物を強引に奪う。


「あの、本当に…」


「…素直に甘えられた方が男は嬉しいんですよ」


最後、耳元で囁かれ鳥肌が立った。


「………」


ふいに視線を感じて振り向くと先生とバッチリ目が合って。


先生はそのまま反らす。







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