この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋セヨ乙女
第24章 臨海合宿
「………」
その日は学習がメインで私も生徒たちの指導に当たる。
夕食後は舎内自由時間でふらふらと食堂に行くと生徒たちに声をかけられた。
「真優先生ー、トランプやりませーん?」
……それは3年生の生徒たち。
チャラい子たちだなーなんて思うと同時にその後ろのグループの中に先生がいるのを見つける。
「…あ、うん」
咄嗟に返事して輪に交ざると先生と背中合わせの席に座らされた。
「俺センセーとお喋りしてみたかったんだよね」
「あー、私みんなの授業持ってないもんね」
「そうそう、だから興味あったの。可愛い先生だなーって」
「はあ…」
「今日中村に口説かれてたでしょ?」
「ええっ!口説かれてなんかないよ」
「そうなの?じゃー俺口説いちゃおっかな」
「教師にそんなことしちゃいけません。…つーかトランプは?」
「んー?エアトランプ?」
ニコニコ笑う彼らを見て騙されたと思った。
「騙したのね?」
「俺純粋に先生とお話したかっただけなのになー」
そして大ウケ。
みんな飲んでもいないのにハイテンション。
「先生彼氏いないの?」
「秘密です」
「じゃあさ、どんな男が好き?」
「秘密」
「えーっ、それくらいいいじゃん」
生徒との攻防を続けていると後ろの先生が口を挟む。
「桜井、それくらいにしてやれよ。困ってるだろ真優センセイ」
「………」
「その困った顔が可愛いんじゃん」
「おまえガキのくせに生意気な事するな」
「だってさー、女の子が困ってたり嫌がってたりする顔ってゾクゾクするじゃん」
「どうしようもねーな」
先生は呆れたように呟いた。
「じゃあさ、今まで何人と付き合った?」
「えっ!?」
「初体験は!?」
「えええっ!!?」
その日は学習がメインで私も生徒たちの指導に当たる。
夕食後は舎内自由時間でふらふらと食堂に行くと生徒たちに声をかけられた。
「真優先生ー、トランプやりませーん?」
……それは3年生の生徒たち。
チャラい子たちだなーなんて思うと同時にその後ろのグループの中に先生がいるのを見つける。
「…あ、うん」
咄嗟に返事して輪に交ざると先生と背中合わせの席に座らされた。
「俺センセーとお喋りしてみたかったんだよね」
「あー、私みんなの授業持ってないもんね」
「そうそう、だから興味あったの。可愛い先生だなーって」
「はあ…」
「今日中村に口説かれてたでしょ?」
「ええっ!口説かれてなんかないよ」
「そうなの?じゃー俺口説いちゃおっかな」
「教師にそんなことしちゃいけません。…つーかトランプは?」
「んー?エアトランプ?」
ニコニコ笑う彼らを見て騙されたと思った。
「騙したのね?」
「俺純粋に先生とお話したかっただけなのになー」
そして大ウケ。
みんな飲んでもいないのにハイテンション。
「先生彼氏いないの?」
「秘密です」
「じゃあさ、どんな男が好き?」
「秘密」
「えーっ、それくらいいいじゃん」
生徒との攻防を続けていると後ろの先生が口を挟む。
「桜井、それくらいにしてやれよ。困ってるだろ真優センセイ」
「………」
「その困った顔が可愛いんじゃん」
「おまえガキのくせに生意気な事するな」
「だってさー、女の子が困ってたり嫌がってたりする顔ってゾクゾクするじゃん」
「どうしようもねーな」
先生は呆れたように呟いた。
「じゃあさ、今まで何人と付き合った?」
「えっ!?」
「初体験は!?」
「えええっ!!?」