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恋セヨ乙女
第24章 臨海合宿
「真優先生」
中村先生の問いかけを気にしながら小さく首を横に振る。
だってこんなの初めてなのに。
耳だけでイッたのも胸だけでイッたのも教えられたというなら先生だ。
「開けますよ、真優先生」
殺気を含んだ目で先生が起き上がり、私に布団を頭から被せた。
そして気配が消え…
「吉野?」
ドアの開く音と中村先生の驚く声。
二人は何かを話し、少しすると先生が戻ってくる。
「真優センセイはぐったりしてて出られないって」
「!!」
「本当の事だから」
私に背を向けたまま先生はベッドに腰かけた。
時に背中は本人より饒舌だ。
先生が決して語ることない想いがそこに見えて、重い身体を起こして先生に抱きついた。
「何?」
「ううん」
先生の背中は熱い。
さっきの余韻か夏の熱気か…
それが前者ならいいのにと思う。
私でこんなに熱くなってくれたなら。
それから山田先生が帰ってきて先生も部屋に戻る。
「よろしくお願いしますよ山田先生」
帰り際、先生が言うと山田先生が鼻で笑った。
中村先生の問いかけを気にしながら小さく首を横に振る。
だってこんなの初めてなのに。
耳だけでイッたのも胸だけでイッたのも教えられたというなら先生だ。
「開けますよ、真優先生」
殺気を含んだ目で先生が起き上がり、私に布団を頭から被せた。
そして気配が消え…
「吉野?」
ドアの開く音と中村先生の驚く声。
二人は何かを話し、少しすると先生が戻ってくる。
「真優センセイはぐったりしてて出られないって」
「!!」
「本当の事だから」
私に背を向けたまま先生はベッドに腰かけた。
時に背中は本人より饒舌だ。
先生が決して語ることない想いがそこに見えて、重い身体を起こして先生に抱きついた。
「何?」
「ううん」
先生の背中は熱い。
さっきの余韻か夏の熱気か…
それが前者ならいいのにと思う。
私でこんなに熱くなってくれたなら。
それから山田先生が帰ってきて先生も部屋に戻る。
「よろしくお願いしますよ山田先生」
帰り際、先生が言うと山田先生が鼻で笑った。