パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第24章 臨海合宿

「一丁前に男になるのね」


「……高校生の頃の吉野先生ってどんなだったんですか？」


「いつも寝てたわよ」


思い出すように山田先生はクッと笑う。


「さっきみたいに“一時間”とか言って保健室来て寝てたわね」


「へぇ……」


山田先生の中にある高校生の吉野先生…
羨ましいなって私は思う。



「付き合ってるの？真優先生と吉野くん」


「はい…」


「ふーん」


自分から聞いておながら大して興味もなさそうに山田先生は相槌を打つ。


「喰えない男だと思ってたけど意外と普通なのね」


「先生は優しいんですよ」


「嫌だわ、のろけてるわこの子」




先生の事をまた少し知れた気がする。
そして山田先生の事も……