この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋セヨ乙女
第24章 臨海合宿
翌日、朝起きて歯を磨いてから夕べ先生につけられた痕が気になって服を捲る。
「……やだ!」
鏡に映ったのは鎖骨の下からデコルテにかけておび正しく散らされたキスマーク。
「……これじゃ水着着れないよ」
捲り上げたTシャツの裾で思わず口元を隠すと山田先生が洗面所に入ってきた。
「あんな短時間で随分派手につけたわね」
「山田先生!」
慌ててTシャツを元に戻す。
「水着…どうしよう」
「見せたくないなら生理とか適当なこと言って入らなきゃいいじゃない」
「そんなこと他の先生や生徒たちに言うのも嫌です」
「……でも、まぁ水着にならせないの目的で付けたんでしょうから…喰えない男がどうせ先手打つわよ」
「………」
「おはよう、真優センセイ」
「先生!!」
食堂に移動中、先生に声を掛けられた。
昨日の出来事が嘘みたいに爽やかな先生を物陰に引っ張っていき訴える。
「もうっ!こんなにつけてどうするんですか!」
キスマークを見せるため胸元を広げると覗き込んだ先生は意地悪な顔になる。
「朝っぱらから胸見せて誘ってる?」
「誘ってないですよ!訴えてるんです!」
「真優に自分から胸見せられるのも悪くないな」
「もうっ!」
怒る私を可笑しそうに見て先生は胸元に指を掛ける。
そしてTシャツを引っ張り上からまじまじと覗き込んだ。
「ふうん…」
「………」
「すごい湿疹だね」
「……は?」
「これじゃ海には入れないな」
「………」
引っ張っていたTシャツの首を離すと先生が歩き出す。
「………」
さっきまで引っ張られてた部分をギュッと握りしめた。
湿疹で海に入れないの……ね。
『水着にならせないための目的…』
山田先生の言葉が思い出された。
先生も私の肌を他人に見せたくないとか思ってくれるのだろうか。
「…何してるの?行くよ、真優センセイ」
先生はもう既に何もなかったかのような顔をしている。
「はい、待って!」
単純だけどその独占欲が嬉しくて、慌てて先生の隣に並び食堂へ向かった。
「……やだ!」
鏡に映ったのは鎖骨の下からデコルテにかけておび正しく散らされたキスマーク。
「……これじゃ水着着れないよ」
捲り上げたTシャツの裾で思わず口元を隠すと山田先生が洗面所に入ってきた。
「あんな短時間で随分派手につけたわね」
「山田先生!」
慌ててTシャツを元に戻す。
「水着…どうしよう」
「見せたくないなら生理とか適当なこと言って入らなきゃいいじゃない」
「そんなこと他の先生や生徒たちに言うのも嫌です」
「……でも、まぁ水着にならせないの目的で付けたんでしょうから…喰えない男がどうせ先手打つわよ」
「………」
「おはよう、真優センセイ」
「先生!!」
食堂に移動中、先生に声を掛けられた。
昨日の出来事が嘘みたいに爽やかな先生を物陰に引っ張っていき訴える。
「もうっ!こんなにつけてどうするんですか!」
キスマークを見せるため胸元を広げると覗き込んだ先生は意地悪な顔になる。
「朝っぱらから胸見せて誘ってる?」
「誘ってないですよ!訴えてるんです!」
「真優に自分から胸見せられるのも悪くないな」
「もうっ!」
怒る私を可笑しそうに見て先生は胸元に指を掛ける。
そしてTシャツを引っ張り上からまじまじと覗き込んだ。
「ふうん…」
「………」
「すごい湿疹だね」
「……は?」
「これじゃ海には入れないな」
「………」
引っ張っていたTシャツの首を離すと先生が歩き出す。
「………」
さっきまで引っ張られてた部分をギュッと握りしめた。
湿疹で海に入れないの……ね。
『水着にならせないための目的…』
山田先生の言葉が思い出された。
先生も私の肌を他人に見せたくないとか思ってくれるのだろうか。
「…何してるの?行くよ、真優センセイ」
先生はもう既に何もなかったかのような顔をしている。
「はい、待って!」
単純だけどその独占欲が嬉しくて、慌てて先生の隣に並び食堂へ向かった。