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第24章 臨海合宿

そんなこと言われて正直ショックだった。
全く心当たりがないわけじゃないから余計に。



年頃の異性ばかりを見るということを私は少し甘く考えていたのだろうか。


…だからってどうしていいか分からない。
今までだって無防備でいたつもりもないしむしろできる限り気を付けているつもりだったのに。




「……行かなくちゃ」


「………」


「あんまり遅いとおかしいと思われちゃいますよね」


胸を押して先生から抜け出す。



先生はどうして今、そんなことを言い出すのだろう。
世の中知らなくていいことだってあるはずだ。



「行きましょう」


「……」



先生は何か言いたそうにしていたけど私は言葉でそれを遮る。


そして先生の先を歩き浜辺を目指した。