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恋セヨ乙女
第24章 臨海合宿
「先生…」
「大丈夫?」
「はい…」
先生の表情が少し緩んだ。
「サポートするから心配するなって言ったのは俺なのにな…ごめん」
私は首を振る。
「ただ、アイツらも悪意があってしたことじゃないんだ。そういうのに反応するのは男だし、男子校だから容赦ないノリになってたのは否めないけどね」
男の子の性…
外的なものにダイレクトに反応する彼らはものすごく直線的な生き物なのだろう。
「…先生もそうでしたか?」
「俺?……秘密、でも今は好きな子にしか反応しないよ」
「本当かな…」
「本当…」
先生が私を抱きしめる。
「彼女の前では随分大人じゃない」
「!?」
完全にバカにしたような山田先生が私たちの脇を通り過ぎる。
「なっ、何でいるんだよ!?」
「ライター忘れたのよ」
テーブルからライターを拾い山田先生がニヤッと笑った。
「邪魔物は去りますから。ごゆっくりね~」
パタンとドアが閉まるとへなへなと先生がもたれ掛かる。
「絶対わざとだあの妖怪ババア…」
「コラ!」
……一瞬、先生が高校生に戻ったと思った。
教師と生徒っていつまでもそうなのかもしれない。
そして私もそんな直線的な先生を見てみたかったなって…
クスッと笑うと先生の眉間にシワが寄る。
「何?」
「ううん、あの子達にすごく怒ってくれたんだって?」
「……ホントお喋り!」
「ハハっ」
先生の顔が赤い。
そんな先生が私はやっぱり大好きだ。
「大丈夫?」
「はい…」
先生の表情が少し緩んだ。
「サポートするから心配するなって言ったのは俺なのにな…ごめん」
私は首を振る。
「ただ、アイツらも悪意があってしたことじゃないんだ。そういうのに反応するのは男だし、男子校だから容赦ないノリになってたのは否めないけどね」
男の子の性…
外的なものにダイレクトに反応する彼らはものすごく直線的な生き物なのだろう。
「…先生もそうでしたか?」
「俺?……秘密、でも今は好きな子にしか反応しないよ」
「本当かな…」
「本当…」
先生が私を抱きしめる。
「彼女の前では随分大人じゃない」
「!?」
完全にバカにしたような山田先生が私たちの脇を通り過ぎる。
「なっ、何でいるんだよ!?」
「ライター忘れたのよ」
テーブルからライターを拾い山田先生がニヤッと笑った。
「邪魔物は去りますから。ごゆっくりね~」
パタンとドアが閉まるとへなへなと先生がもたれ掛かる。
「絶対わざとだあの妖怪ババア…」
「コラ!」
……一瞬、先生が高校生に戻ったと思った。
教師と生徒っていつまでもそうなのかもしれない。
そして私もそんな直線的な先生を見てみたかったなって…
クスッと笑うと先生の眉間にシワが寄る。
「何?」
「ううん、あの子達にすごく怒ってくれたんだって?」
「……ホントお喋り!」
「ハハっ」
先生の顔が赤い。
そんな先生が私はやっぱり大好きだ。