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恋セヨ乙女
第25章 真優と恭也
ベッドに先生と座り、アルバムを開いた。
「高校時代の先生か…」
約10年前のあの学校には先生がいた。
見慣れた校舎が写し出されたアルバムはやっぱり少し時代を感じる。
「先生何組?」
「自分で探しな」
つれない先生の態度に目を皿のようにして先生を探す。
「あっ!中村健って中村先生?」
筋肉質な笑顔は今とあまり変わらない気がする。
「そうだけど…どうして先に見つけるかな」
「…先生が教えてくれないからですよ」
一人一人の顔写真を見ていくと目が麻痺してくる。
それでも一人一人追っていくと…
「あっ、居た!居たよ先生」
まだ幼さの残る先生は不機嫌な顔をしていた。
「同じ制服…ははっ、不機嫌そう」
写真の先生の眉間を撫でてみた。
「昔はそんなに機嫌のいいほうじゃなかったからな」
「へぇ…いつから外面が良くなったんですか?」
「外面言うな」
高校生の先生…どんなだったんだろうな。
「高校時代の先生か…」
約10年前のあの学校には先生がいた。
見慣れた校舎が写し出されたアルバムはやっぱり少し時代を感じる。
「先生何組?」
「自分で探しな」
つれない先生の態度に目を皿のようにして先生を探す。
「あっ!中村健って中村先生?」
筋肉質な笑顔は今とあまり変わらない気がする。
「そうだけど…どうして先に見つけるかな」
「…先生が教えてくれないからですよ」
一人一人の顔写真を見ていくと目が麻痺してくる。
それでも一人一人追っていくと…
「あっ、居た!居たよ先生」
まだ幼さの残る先生は不機嫌な顔をしていた。
「同じ制服…ははっ、不機嫌そう」
写真の先生の眉間を撫でてみた。
「昔はそんなに機嫌のいいほうじゃなかったからな」
「へぇ…いつから外面が良くなったんですか?」
「外面言うな」
高校生の先生…どんなだったんだろうな。