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恋セヨ乙女
第27章 温泉へ行こう!
「失礼致します、ご挨拶に伺いました」
その時、女将さんの声がした。
「はい」
先生が返事をすると襖がスッと開き、窓の前で跪いたままの私を見つけた女将が驚く。
「お客様どうされました!?ご気分でも…」
「いえ、気分は悪くないはずですよ。ちょっとした立ち眩みなのでご心配なく」
先生は私の身体に手を添えて立ち上がらせた。
小さいながらも絶頂の波は私の身体を敏感にして…
「ん…」
小さく声が出てしまう。
「まあ!でも何かございましたら遠慮なく仰ってくださいね」
「はい…」
さっき、変に思われなかったろうか…
そんなことばかりが気になって、返事をするとき小さな声しか出なかった。
「立ち眩みとか…無理があるよ。それなのに気分悪くないとか…」
「気分はむしろいいはずだろ?あ、気分じゃなくて気持ちか?」
「…もう!」
怒る私をよそに先生が押し入れを開け浴衣を渡す。
「ホラ浴衣」
「わあ!可愛い!!」
渡されたのは紺の裾に金木犀が散りばめられたもの。
「早速着てみれば?」
ニッコリと先生が微笑む。
「うん!」
「………」
「…………」
けれども先生がその場を出ていく気配はなく。
「えっと…着替えようかな」
「うん」
「………」
「む、向こうで着替えてくる!」
先生の意地悪。
目の前で着替えさせる気だ!!
その時、女将さんの声がした。
「はい」
先生が返事をすると襖がスッと開き、窓の前で跪いたままの私を見つけた女将が驚く。
「お客様どうされました!?ご気分でも…」
「いえ、気分は悪くないはずですよ。ちょっとした立ち眩みなのでご心配なく」
先生は私の身体に手を添えて立ち上がらせた。
小さいながらも絶頂の波は私の身体を敏感にして…
「ん…」
小さく声が出てしまう。
「まあ!でも何かございましたら遠慮なく仰ってくださいね」
「はい…」
さっき、変に思われなかったろうか…
そんなことばかりが気になって、返事をするとき小さな声しか出なかった。
「立ち眩みとか…無理があるよ。それなのに気分悪くないとか…」
「気分はむしろいいはずだろ?あ、気分じゃなくて気持ちか?」
「…もう!」
怒る私をよそに先生が押し入れを開け浴衣を渡す。
「ホラ浴衣」
「わあ!可愛い!!」
渡されたのは紺の裾に金木犀が散りばめられたもの。
「早速着てみれば?」
ニッコリと先生が微笑む。
「うん!」
「………」
「…………」
けれども先生がその場を出ていく気配はなく。
「えっと…着替えようかな」
「うん」
「………」
「む、向こうで着替えてくる!」
先生の意地悪。
目の前で着替えさせる気だ!!