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第27章 温泉へ行こう！

「なんか暑くなってきちゃった。先出てるね」


「はい」


理穂さんが先に出る。
私はタイミングを狙っていた。


だって今夜の下着は…


「………」


先生、喜んでくれるだろうか。


時間差で出て理穂さんが髪を乾かしている間に下着を身に付ける。


セクシーで可愛いそれは大切な部分が透け素材で出来ている。


……とても先生以外には見せられない代物だ。


言われた通りノーブラのままベビードールを身に纏い浴衣を羽織る。


心許ない…それが第一印象だった。
ノーブラなんて家でしかしたことないから。


「真優ちゃん、髪乾かしたら行こうか」


理穂さんが声を掛ける。


「は、はい！」


「そんな慌てなくていいよ」


「はい！」



ノーブラとベビードールの背徳感から挙動がおかしい。
髪を乾かし部屋に戻ると先生がいなくて…


湯上がりと緊張から喉が乾いて飲み物を買ってこようと一人自販機へ向かう。