この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋セヨ乙女
第27章 温泉へ行こう!
「そっか……」


「うん、ごめん」


「謝ることじゃないよ、マジで。でも…ダメか」


大友くんが苦笑いして天井を見上げる。


「ただどうにかなればなって思っただけ。俺のお節介なんだけどさ…」


大地はいい友達に恵まれたなって思った。


「まー、大地の事は嫌わないでやって。幼馴染みなんでしょ?」


「……うん、私もそう思ってる」


「なら良かった」


大友くんの気持ちが嬉しかった。
私と大友くんはそれから話すこともなく座っていた。



「あー…そろそろ俺行かないと。従業員に見られたら“坊っちゃんがお客さんナンパしてる”なんて女将にチクられちゃう」


「坊っちゃんって呼ばれてるんだ」


「そう、結構なお坊っちゃんなんだよ俺」


ハハッと笑って大友くんが立ち上がる。


「じゃあ…元気で」


「うん、大友くんも」


「もしウチの旅館気に入ってくれたらまた泊まりに来てよ。俺、真優ちゃんだって分かったらこっそりサービスしちゃうから」


「ははっ、うん。是非!」


手を振って大友くんは去って行った。


私はその後もしばらくそこに座っていた。
何を考えるわけでもなくただぼんやりと…



/422ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ