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恋セヨ乙女
第27章 温泉へ行こう!
部屋に戻ると血相を変えた先生に肩を掴まれた。
「真優!!!!」
「恭也さん」
「どこ行ってたんだよ!携帯も持たずにプラプラと!」
先生はすごい勢いで捲し立てた。
こんな先生は初めて見るけど一体…
「恭也、真優ちゃんワケわかってないから」
ポカンとする私を見て山瀬さんと理穂さんが先生をなだめる。
「…誰にも何も言わずにいきなり居なくなるから心配したんだよ」
「あ、スミマセン。お水買いに行ってて…」
「山まで汲みにでも行ってたの?」
「ええっ!そんなはずないじゃないですか。下の自販機ですよ」
「30分も掛かる一階がどこにあるんだよ!」
「いやー…ちょっとついでにボーッとしてて」
大友くんの事は内緒。
きっとそれがいい…
「…とにかく、これからは出掛けるときは誰かに声掛ける、携帯は必ず持ってく、いい!?」
「………」
「返事!」
「は、ハイ!」
先生…
なんかこんな先生は新鮮で。
「後で携帯首からかけられるヤツ買ってやる」
「子供かお年寄りみたいですね、私」
そんな私たちを見て山瀬さんと理穂さんが笑っていた。
それから理穂さんがコッソリ教えてくれた。
「真優ちゃんがいない間恭也大変だったんだから。“真優がいない真優がいない”ってそりゃーもう」
「………」
焦る先生を想像してみたら、嬉しくて顔がにやける。
私、愛されてるなー…なんて変なとこで実感する。
それから山瀬さんたちのお部屋に夕飯を用意してもらってみんなで宴会。
「真優ちゃん日本酒飲む?」
「私飲んだことないです、日本酒」
「飲んでみる?」
「やめときな、酔いが回るのがオチだから」
「…恭也ってホント真優ちゃんには過保護だよね」
「そんなこと…ない」
先生と理穂さんが言い合ってるうちに山瀬さんが日本酒を注いでくれる。
「真優!!!!」
「恭也さん」
「どこ行ってたんだよ!携帯も持たずにプラプラと!」
先生はすごい勢いで捲し立てた。
こんな先生は初めて見るけど一体…
「恭也、真優ちゃんワケわかってないから」
ポカンとする私を見て山瀬さんと理穂さんが先生をなだめる。
「…誰にも何も言わずにいきなり居なくなるから心配したんだよ」
「あ、スミマセン。お水買いに行ってて…」
「山まで汲みにでも行ってたの?」
「ええっ!そんなはずないじゃないですか。下の自販機ですよ」
「30分も掛かる一階がどこにあるんだよ!」
「いやー…ちょっとついでにボーッとしてて」
大友くんの事は内緒。
きっとそれがいい…
「…とにかく、これからは出掛けるときは誰かに声掛ける、携帯は必ず持ってく、いい!?」
「………」
「返事!」
「は、ハイ!」
先生…
なんかこんな先生は新鮮で。
「後で携帯首からかけられるヤツ買ってやる」
「子供かお年寄りみたいですね、私」
そんな私たちを見て山瀬さんと理穂さんが笑っていた。
それから理穂さんがコッソリ教えてくれた。
「真優ちゃんがいない間恭也大変だったんだから。“真優がいない真優がいない”ってそりゃーもう」
「………」
焦る先生を想像してみたら、嬉しくて顔がにやける。
私、愛されてるなー…なんて変なとこで実感する。
それから山瀬さんたちのお部屋に夕飯を用意してもらってみんなで宴会。
「真優ちゃん日本酒飲む?」
「私飲んだことないです、日本酒」
「飲んでみる?」
「やめときな、酔いが回るのがオチだから」
「…恭也ってホント真優ちゃんには過保護だよね」
「そんなこと…ない」
先生と理穂さんが言い合ってるうちに山瀬さんが日本酒を注いでくれる。