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恋セヨ乙女
第27章 温泉へ行こう!
「それにしても私とつきあってた時と全然違うよね恭也」
「若い子が可愛いんだろ」
「オヤジか俺は」
「ハハっ、でもあの透かした恭也より今の方が全然いいよね。今の恭也なら別れなかったかもしれないなー」
「そりゃどーも」
「オイ!俺の立場は!?」
そんなことも笑い話にできるほど、先生と理穂さんの恋は完結してるらしい。
そして山瀬さんもそれを受け入れてる。
私は…私だったらこんな風に話せるんだろうか。
ズキズキと胸が痛む。
「…でもおまえらが結婚するって聞いて嬉しかったよ。報告もしてくれて…」
それまでじっとしていた先生の手がゆっくりと動き始め私を撫でる。
「私と恭也は喧嘩別れだったし鞠華とも…涼と恭也だってなんとなく気まずかったでしょ?結婚するならその辺キチンとしたいよねって言ってたんだよね?」
「思い切って良かったよ。真優ちゃんにも会えたし…何より恭也の溺愛っぷりが半端ねえ!」
ククッと山瀬さんが笑って先生は照れを隠すように私を撫でる手を荒くする。
「…可愛いんだからしょうがねーんだよ」
「あらーあらあら!人間って変わるものね」
「うるさい理穂」
…ジワッと涙が滲む。
先生の気持ちが胸に痛い。
それと同時に理穂さんを通して先生が今までの彼女とちゃんと向き合って付き合ってきたんだなって。
それがすごく嬉しかった。
そんな先生を好きになった自分も、先生に愛されてる自分もすごく尊いもののように思えた。
先生となら必ず幸せになれると思った。
だから絶対離さないようにしようって…
いつからか先生は私の涙に気づいていて。
頭を撫でる手が目に移り涙を拭う。
「………」
先生、先生……
山瀬さんたちに気づかれないように先生にしがみついた。
先生の手が頭に戻り、困ったようにまた動き出した。
「若い子が可愛いんだろ」
「オヤジか俺は」
「ハハっ、でもあの透かした恭也より今の方が全然いいよね。今の恭也なら別れなかったかもしれないなー」
「そりゃどーも」
「オイ!俺の立場は!?」
そんなことも笑い話にできるほど、先生と理穂さんの恋は完結してるらしい。
そして山瀬さんもそれを受け入れてる。
私は…私だったらこんな風に話せるんだろうか。
ズキズキと胸が痛む。
「…でもおまえらが結婚するって聞いて嬉しかったよ。報告もしてくれて…」
それまでじっとしていた先生の手がゆっくりと動き始め私を撫でる。
「私と恭也は喧嘩別れだったし鞠華とも…涼と恭也だってなんとなく気まずかったでしょ?結婚するならその辺キチンとしたいよねって言ってたんだよね?」
「思い切って良かったよ。真優ちゃんにも会えたし…何より恭也の溺愛っぷりが半端ねえ!」
ククッと山瀬さんが笑って先生は照れを隠すように私を撫でる手を荒くする。
「…可愛いんだからしょうがねーんだよ」
「あらーあらあら!人間って変わるものね」
「うるさい理穂」
…ジワッと涙が滲む。
先生の気持ちが胸に痛い。
それと同時に理穂さんを通して先生が今までの彼女とちゃんと向き合って付き合ってきたんだなって。
それがすごく嬉しかった。
そんな先生を好きになった自分も、先生に愛されてる自分もすごく尊いもののように思えた。
先生となら必ず幸せになれると思った。
だから絶対離さないようにしようって…
いつからか先生は私の涙に気づいていて。
頭を撫でる手が目に移り涙を拭う。
「………」
先生、先生……
山瀬さんたちに気づかれないように先生にしがみついた。
先生の手が頭に戻り、困ったようにまた動き出した。