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恋セヨ乙女
第28章 花の嵐
両家の顔合わせやら細かいこれからの事はまた後日話し合うということになり、その日は先生と実家に泊まることに。
「格上げされた気分だ」
私のベッドで私を抱きながら先生が呟く。
本当は隣に布団が敷かれているのだけど大人しく先生が寝るわけもなく…
「今まで下の和室でしたもんね」
先生の腕の中でギュッと抱きつくと先生が頭を撫でる。
「今日、人生で一番緊張したかも」
「私にもあれくらい改まって言ってくれてもよかったんですよ?」
「いや…真優と結婚するのは当たり前だと思ってたから真優に言うのは緊張しなかった」
「断られるかもとかちょっとくらい思わなかったの?」
「微塵も思わなかったな」
「すごい自信ですね…」
二人でクスクス笑い合って小さくキスをする。
「学校にも言わなきゃな」
「夏休み明けたら言いますか?」
「うん、……ごめん」
先生が突然謝った。
「何が?」
「仕事の事。教師として成長してく真優を見るのは俺も楽しかったから…でももう待てない」
「恭也さん…」
そこに未練がないか。
そう言われれば「ない」とは言い切れないけど…
「非常勤でも働かせてもらえれば違う形でも生徒とは関われますから」
それでもこの選択に間違いはないと思う。
「格上げされた気分だ」
私のベッドで私を抱きながら先生が呟く。
本当は隣に布団が敷かれているのだけど大人しく先生が寝るわけもなく…
「今まで下の和室でしたもんね」
先生の腕の中でギュッと抱きつくと先生が頭を撫でる。
「今日、人生で一番緊張したかも」
「私にもあれくらい改まって言ってくれてもよかったんですよ?」
「いや…真優と結婚するのは当たり前だと思ってたから真優に言うのは緊張しなかった」
「断られるかもとかちょっとくらい思わなかったの?」
「微塵も思わなかったな」
「すごい自信ですね…」
二人でクスクス笑い合って小さくキスをする。
「学校にも言わなきゃな」
「夏休み明けたら言いますか?」
「うん、……ごめん」
先生が突然謝った。
「何が?」
「仕事の事。教師として成長してく真優を見るのは俺も楽しかったから…でももう待てない」
「恭也さん…」
そこに未練がないか。
そう言われれば「ない」とは言い切れないけど…
「非常勤でも働かせてもらえれば違う形でも生徒とは関われますから」
それでもこの選択に間違いはないと思う。