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恋セヨ乙女
第28章 花の嵐
夏休みが終わるとお互いの家族の顔合わせを行った。
うちのお母さんも先生のお母さんもそれはもう大はしゃぎで、お父さんなど見る影もなかった。
私と先生は始終両母に圧倒され…誰が主役だったんだろうね?と帰るまで話していたほどだ。
それから式場巡り、学校への報告をどうにか済ませる。
私と先生は何かと春に縁があると思う。
先生と生徒として出逢った春、
卒業で別れた春…
再会した春、
プロポーズを受けた春……
だから入籍は春に決めた。
ただ春は教師にとって忙しい時期なので、式はそれより少し遅れた6月に挙げることになった。
「ジューンブライドね、素敵だわ真優ちゃん」
「幸せになれそうですよね」
お母さんとマユとゼクスィを見ながらドレスのイメージを膨らませる。
…あれからもマユの服は着実に増えていた。
イチゴの次は浴衣を作った。
ネズミーランドのミミーちゃんの衣装も作った。
お母さんは私の母校の制服をマユに着せようと目を輝かせたけど、それは全力で先生に止められた。
「真優ちゃん、暇になったらでいいのよ?暇になったら…」
「ウェディングドレスですね?任せてください!頑張ってみますよ」
「よかったわねマユー!!」
お母さんがマユを抱き上げる。
「あ、そのドレスなんて真優ちゃん似合いそう」
「…私にはラブリーすぎませんかね?」
「全然よ!それに恭也も意外とそういう可愛らしいのが好きなのよ」
「へぇ…」
「女の子の好みもそう、あの子の初恋は保育園の時なんだけどその時からそう。初めてお付き合いした彼女も可愛い子でね…真優ちゃんで確信したわ。恭也はメンクイなのね。可愛い子が大好き」
「へえ…」
私は別として…
理穂さんと鞠華さんを思い浮かべる。
……確かにそうかも。
「マユ飼うときだってね、トイプードルがいい!なんて突然しゃしゃり出てきて…溺愛でしょ?ホラ可愛いものが好きなのよ!」
それは少し強引な気もするけど…
「…そういえばどうしてマユは“マユ”ってつけたんですか?」
「顔見てたら“マユだ!”って思ったの。だからマユ」
「私と同じなんですね……」
ものすごくシンパシーを感じるよ…マユ。
うちのお母さんも先生のお母さんもそれはもう大はしゃぎで、お父さんなど見る影もなかった。
私と先生は始終両母に圧倒され…誰が主役だったんだろうね?と帰るまで話していたほどだ。
それから式場巡り、学校への報告をどうにか済ませる。
私と先生は何かと春に縁があると思う。
先生と生徒として出逢った春、
卒業で別れた春…
再会した春、
プロポーズを受けた春……
だから入籍は春に決めた。
ただ春は教師にとって忙しい時期なので、式はそれより少し遅れた6月に挙げることになった。
「ジューンブライドね、素敵だわ真優ちゃん」
「幸せになれそうですよね」
お母さんとマユとゼクスィを見ながらドレスのイメージを膨らませる。
…あれからもマユの服は着実に増えていた。
イチゴの次は浴衣を作った。
ネズミーランドのミミーちゃんの衣装も作った。
お母さんは私の母校の制服をマユに着せようと目を輝かせたけど、それは全力で先生に止められた。
「真優ちゃん、暇になったらでいいのよ?暇になったら…」
「ウェディングドレスですね?任せてください!頑張ってみますよ」
「よかったわねマユー!!」
お母さんがマユを抱き上げる。
「あ、そのドレスなんて真優ちゃん似合いそう」
「…私にはラブリーすぎませんかね?」
「全然よ!それに恭也も意外とそういう可愛らしいのが好きなのよ」
「へぇ…」
「女の子の好みもそう、あの子の初恋は保育園の時なんだけどその時からそう。初めてお付き合いした彼女も可愛い子でね…真優ちゃんで確信したわ。恭也はメンクイなのね。可愛い子が大好き」
「へえ…」
私は別として…
理穂さんと鞠華さんを思い浮かべる。
……確かにそうかも。
「マユ飼うときだってね、トイプードルがいい!なんて突然しゃしゃり出てきて…溺愛でしょ?ホラ可愛いものが好きなのよ!」
それは少し強引な気もするけど…
「…そういえばどうしてマユは“マユ”ってつけたんですか?」
「顔見てたら“マユだ!”って思ったの。だからマユ」
「私と同じなんですね……」
ものすごくシンパシーを感じるよ…マユ。