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第28章 花の嵐

「…子供は沢山いてもいいと思う」


「好きなんですか？」


「嫌いじゃない。それに兄弟が多いっていいだろ？」


「それは確かに…」



少し気の早い先生はどんなお父さんになるのだろう。



「…じゃあ予行演習するか？」


「な、何のですか」


「勿論子作りの…」


脚に手を這わせた先生がスカートを捲り上げる。


「えっ！？」



「真優はいつも通りでいいから大丈夫」



「い…いつも通りって何ですか！……って、恭也さん！」


先生の手が私を弄ぶと簡単に力は抜け、先生に“予行演習”されていく。


裏切らない展開に、結局“いつも通り”飲み込まれ長い夜が更けていった。