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恋セヨ乙女
第29章 エピローグ
マユを溺愛する先生を見てたから自分の子供を可愛がる様子も容易に想像できたけど、私のお腹が膨らむにつれて早くも先生は親バカ振りを発揮する。
「家庭用プラネタリウム、子供が生まれたら見せようと思う」
「………」
「三十数年前を見ているようね…」
こんな感じで理科の教材が我が家に沢山増えていき、きっとこの子は先生みたいな子になるんだろうなって思った。
その年は暑い夏で、夏休みの先生は生徒を連れて星座観察と自然観察を兼ねた合宿に行くことになっていた。
ちょうど予定日一週間前の出来事だった。
「悪いな、真優の大事な時に」
「ううん、大丈夫だから心配しないで」
お義母さんと先生を送り出す。
「母さん、真優を頼む」
「明日からは真優ちゃんのお母さんも来てくれるから安心して行ってらっしゃい」
「明明後日には帰るから」
先生が合宿に行った翌日からお母さんが来てくれた。
そしてその次の日には私の陣痛が始まってしまい…
「家庭用プラネタリウム、子供が生まれたら見せようと思う」
「………」
「三十数年前を見ているようね…」
こんな感じで理科の教材が我が家に沢山増えていき、きっとこの子は先生みたいな子になるんだろうなって思った。
その年は暑い夏で、夏休みの先生は生徒を連れて星座観察と自然観察を兼ねた合宿に行くことになっていた。
ちょうど予定日一週間前の出来事だった。
「悪いな、真優の大事な時に」
「ううん、大丈夫だから心配しないで」
お義母さんと先生を送り出す。
「母さん、真優を頼む」
「明日からは真優ちゃんのお母さんも来てくれるから安心して行ってらっしゃい」
「明明後日には帰るから」
先生が合宿に行った翌日からお母さんが来てくれた。
そしてその次の日には私の陣痛が始まってしまい…