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恋セヨ乙女
第9章 興味
「あら、あなた」
それは突然だった。
入り口で掛けられた声に思わず顔を上げるとそれは昨日の…
「先生の彼女さん…」
彼女は私を見てニコッと笑った。
「昨日は大丈夫だった?」
「あ、……はい」
「私も気になっちゃって。電車乗るの怖くなっちゃうわよね」
「………」
「昨日って何だよ」
私と彼女さんのやり取りに大地が口を挟む。
「あら、彼氏?」
「昨日何があったんだよ」
大地は彼女さんの声も入らないみたいに私の肩をガッチリ掴んだ。
今まで感じたことない大地の力はオトコノヒトみたいで少し怖い。
「愛されてるのね~」
茶化す彼女さんに問い詰める大地。
…どうしていいのか分からない。
「鈴村さん、何か言いな」
それからまたも突然の声。
今度は向かなくても分かる…
「先生…」
先生だ。
私服の先生は普段の印象よりずっとカジュアルで。
カットソーから伸びるむき出しの首筋にはやっぱりキスマークがついていた。
「黙ってないで言いなよ」
先生は冷ややかな目で私を見ている。
「痛いよ大地…」
「…悪りぃ」
大地の手が降ろされた。
そして大地は先生を見る。
瞬間、その目が鋭くなったのは気のせいだろうか。
それは突然だった。
入り口で掛けられた声に思わず顔を上げるとそれは昨日の…
「先生の彼女さん…」
彼女は私を見てニコッと笑った。
「昨日は大丈夫だった?」
「あ、……はい」
「私も気になっちゃって。電車乗るの怖くなっちゃうわよね」
「………」
「昨日って何だよ」
私と彼女さんのやり取りに大地が口を挟む。
「あら、彼氏?」
「昨日何があったんだよ」
大地は彼女さんの声も入らないみたいに私の肩をガッチリ掴んだ。
今まで感じたことない大地の力はオトコノヒトみたいで少し怖い。
「愛されてるのね~」
茶化す彼女さんに問い詰める大地。
…どうしていいのか分からない。
「鈴村さん、何か言いな」
それからまたも突然の声。
今度は向かなくても分かる…
「先生…」
先生だ。
私服の先生は普段の印象よりずっとカジュアルで。
カットソーから伸びるむき出しの首筋にはやっぱりキスマークがついていた。
「黙ってないで言いなよ」
先生は冷ややかな目で私を見ている。
「痛いよ大地…」
「…悪りぃ」
大地の手が降ろされた。
そして大地は先生を見る。
瞬間、その目が鋭くなったのは気のせいだろうか。