この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋セヨ乙女
第9章 興味
「あら、あなた」


それは突然だった。
入り口で掛けられた声に思わず顔を上げるとそれは昨日の…


「先生の彼女さん…」


彼女は私を見てニコッと笑った。


「昨日は大丈夫だった?」


「あ、……はい」


「私も気になっちゃって。電車乗るの怖くなっちゃうわよね」


「………」


「昨日って何だよ」


私と彼女さんのやり取りに大地が口を挟む。


「あら、彼氏?」


「昨日何があったんだよ」


大地は彼女さんの声も入らないみたいに私の肩をガッチリ掴んだ。


今まで感じたことない大地の力はオトコノヒトみたいで少し怖い。


「愛されてるのね~」


茶化す彼女さんに問い詰める大地。
…どうしていいのか分からない。


「鈴村さん、何か言いな」


それからまたも突然の声。
今度は向かなくても分かる…


「先生…」



先生だ。
私服の先生は普段の印象よりずっとカジュアルで。



カットソーから伸びるむき出しの首筋にはやっぱりキスマークがついていた。



「黙ってないで言いなよ」


先生は冷ややかな目で私を見ている。




「痛いよ大地…」


「…悪りぃ」


大地の手が降ろされた。
そして大地は先生を見る。


瞬間、その目が鋭くなったのは気のせいだろうか。




/422ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ