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恋セヨ乙女
第13章 修学旅行ナイショの恋
夜、なっちゃんとゆらが寝たことを確認する。
先生たちの見回りは11時には終わり朝まで来なくなる。……昨日までと同じなら。
ルームウエアのままそっと部屋を出て奥の部屋へ向かう。
先生たちの部屋は生徒が泊まっている各階の奥に数部屋ずつ用意されている。
誰がどの部屋までかは分からないけど先生が同じフロアなこと、そして先生の人気を考慮して一番奥の部屋に学校一怖い体育の岩尾先生と同室であることは噂で聞いたからなんとなく見当がつく。
最悪違っても先生の部屋ならその後吉野先生に手渡るだろうと結局ドアの隙間から免許を入れる作戦にした。
様子を伺いながら忍のように進んでいき一番奥の部屋についた。
……ここだ。
胸がドキドキする。どうか岩尾先生に見つかりませんように…
予定通り隙間から免許を入れようとするもイメージ通り入らない。
「落ち着け落ち着け」
震える手に渇を入れ、傷まないようそっと入れようとする。…が、やっぱり入らない。
「ヤバイ」
焦ってパニックになりそうな自分をどうにか落ち着けるため深呼吸。
「何してるの?」
「!!?」
突然かけられた声に飛び上がって振り向くと先生が立っていた。
「せんっ!せんっ!」
「シッ、今明日の打ち合わせしてるから」
先生が手前の部屋を指差す。
「で、何してたの?」
「……これを」
免許を先生に差し出した。
「これ…」
「奈良公園で拾ったんです。本当はもっと早く返すべきだったんだけどなんかタイミングがなくて」
「気づかなかった。…ありがとう」
と言い終わるか否か、先生が私の口を塞ぎ隣の部屋に引き込んだ。
「!?!?」
「シッ、おとなしくして。今終わったみたいだから」
そのままドアから部屋の奥に連れていかれる。
状況が飲めないまま言うがままになる私。
するとその部屋のドアがトントンと鳴る。
先生たちの見回りは11時には終わり朝まで来なくなる。……昨日までと同じなら。
ルームウエアのままそっと部屋を出て奥の部屋へ向かう。
先生たちの部屋は生徒が泊まっている各階の奥に数部屋ずつ用意されている。
誰がどの部屋までかは分からないけど先生が同じフロアなこと、そして先生の人気を考慮して一番奥の部屋に学校一怖い体育の岩尾先生と同室であることは噂で聞いたからなんとなく見当がつく。
最悪違っても先生の部屋ならその後吉野先生に手渡るだろうと結局ドアの隙間から免許を入れる作戦にした。
様子を伺いながら忍のように進んでいき一番奥の部屋についた。
……ここだ。
胸がドキドキする。どうか岩尾先生に見つかりませんように…
予定通り隙間から免許を入れようとするもイメージ通り入らない。
「落ち着け落ち着け」
震える手に渇を入れ、傷まないようそっと入れようとする。…が、やっぱり入らない。
「ヤバイ」
焦ってパニックになりそうな自分をどうにか落ち着けるため深呼吸。
「何してるの?」
「!!?」
突然かけられた声に飛び上がって振り向くと先生が立っていた。
「せんっ!せんっ!」
「シッ、今明日の打ち合わせしてるから」
先生が手前の部屋を指差す。
「で、何してたの?」
「……これを」
免許を先生に差し出した。
「これ…」
「奈良公園で拾ったんです。本当はもっと早く返すべきだったんだけどなんかタイミングがなくて」
「気づかなかった。…ありがとう」
と言い終わるか否か、先生が私の口を塞ぎ隣の部屋に引き込んだ。
「!?!?」
「シッ、おとなしくして。今終わったみたいだから」
そのままドアから部屋の奥に連れていかれる。
状況が飲めないまま言うがままになる私。
するとその部屋のドアがトントンと鳴る。