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喫茶室白百合から愛を込めて
第4章 食後
レジの奥に、
皿洗いをしている美咲恵美と、
店のオーナー・シェフの沢雅美さんが、奈都の目に映った。
「お友達ですか?」
「はい…」
夕美へ営業スマイルを造り、
大人のオンナの色香を振り撒く、
可愛らしい女性店員がレジで微笑んだ。
「またの、ご来店をお待ちしております。」
軽く会釈をした奈都に、
え!?え!?と驚く夕美の手を握って、
足早に、店を後にした。
「会計は…?」
「会員制の規約通りに、
モーニング・サービスの時間帯に新しい友達と同伴は
…無料なの。」
奈都は、そそくさと店を後にしたが、
夕美は奇妙な喫茶室白百合、に足を踏み入れて…お客さんと
店員が全員、
という女子の世界から街角へ出てみたら、
(やっぱり、いなたい喫茶には長く居なくて正解だ… )
内心、凛々しかった美咲恵美というネームプレートに書かれた、
ショートカットの綺麗な女性に、
惹かれていた。
(また、落ち着いたら、行ってみたいな…)
男装に近い美人でも女性。
宝塚は、観たことはなかったが、
もしかしたら、あのひとも、奈都チャンと同じく、真性?と
あれこれ、妄想しながら、奈都の手に引かれて歩いて行った。
皿洗いをしている美咲恵美と、
店のオーナー・シェフの沢雅美さんが、奈都の目に映った。
「お友達ですか?」
「はい…」
夕美へ営業スマイルを造り、
大人のオンナの色香を振り撒く、
可愛らしい女性店員がレジで微笑んだ。
「またの、ご来店をお待ちしております。」
軽く会釈をした奈都に、
え!?え!?と驚く夕美の手を握って、
足早に、店を後にした。
「会計は…?」
「会員制の規約通りに、
モーニング・サービスの時間帯に新しい友達と同伴は
…無料なの。」
奈都は、そそくさと店を後にしたが、
夕美は奇妙な喫茶室白百合、に足を踏み入れて…お客さんと
店員が全員、
という女子の世界から街角へ出てみたら、
(やっぱり、いなたい喫茶には長く居なくて正解だ… )
内心、凛々しかった美咲恵美というネームプレートに書かれた、
ショートカットの綺麗な女性に、
惹かれていた。
(また、落ち着いたら、行ってみたいな…)
男装に近い美人でも女性。
宝塚は、観たことはなかったが、
もしかしたら、あのひとも、奈都チャンと同じく、真性?と
あれこれ、妄想しながら、奈都の手に引かれて歩いて行った。