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喫茶室白百合から愛を込めて
第2章 ハンサムガールズの居るお店
一目惚れしたな…と高橋奈都は思った。




膝頭を震わせた美咲恵美の、汗を滲ませた姿。







奈都は、嫉妬混じりに見つめた。






スレンダーな体に張り付いた美咲恵美のヒップラインに、





オヤジ目線を向けた。






注文取りを終えて、二人の席から素早く離れた。




制服の後ろのポケットから、
ハンカチが落ちた。





夕美がすかさずハンカチを拾い上げて、






「あのー、ハンカチ落としましたよ…」






喫茶室白百合の
女性店員美咲恵美は、俊敏に振り返った。







真近で夕美の彫りの深い鼻筋が際立つ、






美貌を見つめ、
一瞬身を凝固した。









「どうか、しましたか?」










夕美が、キョトンとして小首を傾げ、ジィッと美咲恵美の瞳を見入った。









「あ、ありがとう。」









凛々しいお姉さん店員の、手が震えている。
落としたハンカチを、夕


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