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貪られる肉体 - 私のカラダは、誰のモノ?
第3章 調教されるもの。
 クラスに着くと、昨日と同じく男子に挨拶を交わし、席に座る。

 まだクラスには溶け込めないのも悩みのタネとなっていた。

 教科書を取り出していると、前で男子が数人座り込んで駄弁っているのに気がつく。

 何を話しているのかが自然と耳に入ってくる。

 すると、小さい声で話していたのだろうが、私にはしっかりと聞こえてきた。

「太ももがエロいよな。あのニーソとスカートの間から出る白い肌。誘ってるとしか思えない」

「そうだな。舐めまわしてやりたいわ」

「おっ。今パンツ見えたぞ」

 咄嗟に私はスカートを押さえた。

 一方的にやられてるだけじゃ駄目だと、彼らを睨んだ。

「ちっ」

 一人が舌打ちをするとその集団は方方に散っていった。

 内心、臆病な私は助け舟を求めるべく、「彼氏」である人物を探した。

 このクラスでは無いのだろうか。

 予鈴が鳴っても彼は姿を現さなかった。


 放課後になり、帰りの支度をしていると。

「あ、あの」

 右隣の男子から声を掛けられた。

「あぁ、どうも。何かご用でしょうか?」

 私が彼の方を向くと、何か言いたげな表情でモジモジとし始めた。
 
 眼鏡をかけていて、猫背で、頭もボサボサ。見るからに根暗そうな私のタイプではない男子だった。

「あ、あの。お話したいことが…」

 教室では出来ないと言われて、仕方なく彼の後を付いて行くことになった。
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