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貪られる肉体 - 私のカラダは、誰のモノ?
第4章 服従するもの。
 一年生の教室は四階に位置していて、階段を登るだけで息が上がってしまう。

 ようやく教室に着くと、既に担任が来ていてホームルームが今にも始まりそうだった。

 ドアを開けるとクラスの男子が一斉にこちらを見る。

 殆どの人がニヤニヤと私を見る。

 いつも以上の視線に、また服を見ているのだろう思い目線を下げてみると、なぜ男子がそこまで見ているのかが分かった。

 ワイシャツは雨に濡れて体に張り付き、下着どころか肌の色さえも露わにしていた。

 胸部だけワイシャツが見えるので、特に目立っていた。

 私は顔を赤くし、手で胸を押さえながら席に着いた。
 
 ホームルームが始まっても、背後から声が聞こえてくる。

「なぁ、さっきの見たか」

「ん?」

「優香の胸だよ。びしょびしょで丸見えだったじゃん」

「あぁ。見た見た。あのブラの色派手過ぎじゃね?」

「そうそう。レースも付いてたよな。あんな姿見せられたら、ヤりたくなるよな」

「雨降ってるのに傘差さなかったのかよ。透け透けになること知っててやってんのかな」

 右隣の男子はじっと私の事を舐めるように見つめてきていて、昨日の事を思い出しているのだろうか。
 
 数カ所で同じような話をされていて、私は恥ずかしさのあまり、下を向いてホームルームが終わるまで必死に耐えた。

 ホームルームが終わると、女子更衣室へと逃げ込みたくて教室を出た。
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