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貪られる肉体 - 私のカラダは、誰のモノ?
第5章 回されるもの。
 彼等は私が来たことに気づきこちらに目を向ける。

「遅いぞ。何してたんだよ」

 少し遠回りをしたかもしれないが、寄り道をせずに来たので、待たせたとは思わなかった。

「すぐに来ましたよ……それよりも、ちゃんと来たんだからいいじゃないですか」

 私は露骨に嫌な表情をしてみせる。

「逃げられるよりはましか。こっち来い。ドア閉めろよ」

 言われたどおりドアを閉め、彼等の方へと歩いて行く。

「着替えたのか。体操服のままでもよかったんだぜ?」

 いやらしい笑みを浮かべて、笑い合う二人。

「優香ちゃん。僕、今日一日ずっと我慢してたんだよ? あんなにムラムラさせる格好してる優香ちゃんが悪いと思うんだ」

 あれは先輩に指示通りの行動で、私が自ら好きでやったことではないと反論しようとした矢先。

「裸になれ」

 先輩に冷たい口調で命令される。

「……え」

 私がもたもたしていると、先輩が立ち上がった。

「いいから早くしろよ」

 また昨日と同じ展開が想像出来た。

 私はヤラれる為にここに来たのではない。

「もう嫌なんです! こんな事止めましょうよ。私の体が保ちません……」

 どうしても先輩には分かって欲しかった。

 普通の女子高生へと戻りたかったのだ。

「まだ全然犯されてないじゃねぇかよ。昨日や今日みたいなもんでメソメソしてたらこれからどうするんだよ」

 私の願いも虚しく、先輩はやる気満々だった。

 それどころかもっとひどい目に合わせようとする意図が見受けられる。
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