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貪られる肉体 - 私のカラダは、誰のモノ?
第5章 回されるもの。
「またいくよ。んっ、もう、優香ちゃん最高」

「……っ!」

 そして、大量に出されていく精子。

 ドクドクと音を鳴らし、肉棒が脈打っているのが子宮を通して伝わってくる。

 今の私には止められようのない行為。

 寧ろ止めよう、抵抗しよう、という気にもさえなっていないかもしれない。

 ……やっぱり私は諦めていた。

 中出しをされているからじゃない。

 乳首を噛まれているからじゃない。

 それは、この諦観の根本的な原因は、さっきママに嘘をついてしまったから。

 あの時、ほんの少しの勇気を振り絞っていれば、先輩から携帯を奪い返し事実を伝えられていれば、助けを求めることができたかもしれない。

 でも、それをしなかった私は“助け”よりも自分のプライドを取った。
 
 一番知られてほしくない人に知られてしまったら、それこそ一番辛い未来が待っていたのかもしれない。

 そんな選択肢が私の心の中で天秤にかけられ、相対的でも絶対的でもある自分を守る為の結論になっていた。

 だからもう、その時には覚悟を決めていた。

 今日一日……いや、もしかすると夜通しで犯されるのかもしれない、と。

 そんな一抹とも山積みとも言える不安が私の中にあった。

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