この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アネゴ的カノジョ
第6章 酒と温泉と…
 
「わははっ。ほら、おめぇら飲めよぉっ」

「しっかり戴いてますぜっ」

「オイラも……ヒック……バッチリ飲んでるっスよぉ」

「まあまあ、かいちょーも一杯……」

「とととっ……こりゃあすいませんねぇ…」

「私も飲むぅぅぅっ」

「葵ちゃんもいける口だねぇ」

「ほら、助役さんも……」

「っと、なかなか良い酒ですなぁ」

「……………」


…着替えられなかった…


 大広間へと場所を移せば、早々から酒盛りをしていた職人たちは早くも大盛り上がりだった。

 杏子と葵が部屋に戻った僅か後、タイミングを見計らったかのように食事が完成。

 浴衣から着替える暇もなく、杏子は葵に引き摺られて来たのだった。

 職人たちもいつの間に着替えたのか、全員浴衣姿。

 慰安旅行独特の賑やかな雰囲気が、杏子たちしか居ない大広間に漂っていた。

「まぁ…料理は美味いし……文句は無いんだけどな………」

 着替えられなかったのが余程ショックだったのか、杏子は盛り上がりの波に乗り切れず、一人黙々と料理を口にしていた。

 しかし、いつも賑やかな杏子を放って置くような職人たちではなかった。

「ほらほら、キョウちゃんもっ」

「しっかり楽しまねぇと損だぜぇ?」

「けぇる心配ねぇんだから、キョウちゃんも存分に楽しめぇっ」

「あ、アタシも楽しんでっから……」

 いつもとは違う職人たちの勢いに、ヒクヒクと顔を引き攣らせる杏子だった。
/174ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ